テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

【エルピス 第5話感想】岸本ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、よくやった!

ネタバレあり、注意

前回、評判になった冤罪事件を追うコーナーだが2回放送して終わり。結局上からのストップで続編は流せないことになってしまいました。またも見えざる力により頓挫。浅川(長澤まさみ)は事件を追うことを諦めてしまいます。一方、バディとして事件の真相究明に動いていたディレクターの岸本(眞栄田郷敦)は諦めきれず一人で動き出します。時に危険な思いもしながら、真実に近づいて行くのでした。

・チャリをこぐ岸本

・地道に聞き込みをする岸本

・重要な証言を取る岸本

・母と決別する岸本

・雑炊を頬張る岸本

・推しとあと一歩だった岸本

 

とにかく

 

岸本ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉの回でしたね。

この手のドラマは、途中なかなか話が進まず萎える展開になるケースもあるのですが、エルピスは毎度バシッと進んでくれるのが嬉しい。

 

浅川恵那(長澤まさみ)

すっかり元カレ斎藤といい感じに。素敵なレストランでデートをしたり、手を繋いでの映画鑑賞、そしてきわめつけは指輪である。婚約したのでしょうか?まるで普通のカップル。今回は、斎藤との同伴以外の場面ではあまり出番はありませんでした。

岸本ディレクター(眞栄田郷敦)

またも上層部に潰され頓挫しかけるのですが、一人でも真相を追うことを決意。聞き込みをしたり危険な場所にも飛び込んだり、母親と決別したり。ついに、真相究明の核心に迫る証言をカメラに収めます。冤罪事件の犯人に仕立てられた男を現場付近で見たと言う証言は嘘だったのです。誰からか金を受け取って虚偽の証言をしていたことが判明し、冤罪事件の解決にぐっと近づきます。

先週、食欲不振に陥り嘔吐までしていましたが、後半一連の行動が浅川らに認められて急に食欲がわく岸本。ファミレスで雑炊を美味しそうに食べるシーンでは泣いてしまいました。

そういえば浅川が嘔吐していた時期、なぜか岸本と一緒の時だけはカレーが食べられるようになるシーンがあったなあ。確かに食欲と心は密接に結びついているかも知れないね。

そして息子に思った以上に依存していた母とも決別。このことも心理的に良い影響があったと考えられます。

5話はまさに「岸本回」であった。

それにしても、あと一歩でお気に入りの女の子と上手いこと行きそうだったのに、残念であるな。

岸本母・陸子(筒井真理子)

シングルマザーとして頑張ったことは認めますが、息子に執着し過ぎて怖い。過去の振る舞いについて息子にせめられ、当時の事情や心情を打ち明けます。多少は同情の余地はあるものの、その時の親としての行動が結果的に今の岸本の不調にも繋がっている因果よ。

今後は程よい距離感でいて欲しいものです。

ヘアメイクのチェリーこと大山さくら(三浦透子)

まさかの自殺未遂。自分の告白が発端で周りが動き出し、お世話になった男の冤罪が晴れるかも知れないと希望は持ったものの、現実は逆方向に。自分のせいで事態が暗転していると責任を感じ飛び降り自殺を図ります。一命は取り留めるもののエンディングの映像と合わせ、今後のメンタルが心配であります。

斎藤キャップ(鈴木亮平)

浅川に恋人的な好意を示すが、裏に計算があることは否定できなません。冤罪事件を真相に近づかせないために見張っているとも言えるのかも。よく一緒に登場する副総理は麻生×郎を彷彿させるのですが…。

↓6話の予習をしておこう。