テレビ雑缶

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【エルピス 第7話感想】推しドラマが推される嬉しさ。ついにオリコン満足度第1位に

エルピスがついに、オリコンの「ドラマ満足度ランキング」で1位になりました。2位は「クロサギ」(TBS)、3位は「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ)。フジのドラマは長らく低迷していた印象がありましたが、ここに来て上位を占めるようになってきました。「silent」も入ってくるはずだから、これはもう快進撃と言ってもよいでしょう。

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※ネタバレあり

さてエルピス第7回は、経理に異動した岸本(眞栄田郷敦)が仕事に苦戦していたり、子会社に左遷になった村井(岡部たかし)が弱音を吐いたり、岸本と恵那が言い争いになったりといろいろありましたが、冤罪事件の方は更にじわじわと核心に近づきつつあります。また、却下されていた再審請求でしたが、DNA再鑑定へ進むことになり、大きな転換を迎えます。

不思議なことに、当時の事件捜査に関わった県警の1人が岸本に50万円を要求し、べらべらと当時の真相を語る場面がありました。冤罪逮捕の松本氏は無実だという。(捜査上の機密を漏らすのはどうなんだろう?しかも金品を要求しているし)

あれだけ頑なに捜査の正当性を主張していたのに話す気になったのは、報道を通して情勢が変わってきたことを感じ取ってのことかも知れないし、ただ単に子どものためにピアノを買ってやりたいが資金が足りないから思いついただけかも知れないのですが。(だからと言って情報提供と引き換えに金品の要求はいかがなものかと)

だがしかし、次回予告編を見ると、あっさり解決とはいかないよう。報道を握りつぶされたりと、またもガラスの天井にぶつかりそうな気配。だいたいの真相の目星は、視聴者にもわかるように進んではいるが、今後どのような妨害が出てくるのかは不明。命の危機などがなければいいのですが…。

不気味な店主役を演じていた永山瑛太が重要人物であることは間違いなさそうですが、真犯人かどうかはまだわかりません。

■岸本経理部(眞栄田郷敦)

経理部に異動して仕事を覚えるのに四苦八苦。ただ、仕事は9時-5時で土日がきっちり休みだから、むしろ真相究明の活動はやりやすくなったそう。

番組冒頭で、岸本のナレーションがあったのがよかったですね。コンパクトにこれまでの経緯がまとまっていたので、途中から見た人も大まかな流れはつかみやすかったのではないでしょうか。この手のドラマは、本当に続けてみていないとあっという間に脱落してしまうからな。

■浅川恵那(長澤まさみ)

人気番組に返り咲き、相変わらず忙しい。ただ、身動きの取れない状況や周囲からのプレッシャーにジレンマも感じているよう。キリッとしてかっこよく、強い反面弱いところもある。この役は長澤まさみにしかできないと改めて思う。

■村井(岡部たかし)

弱気になって恵那に電話をするシーンがありましたが、しっかり女性に膝枕はしてもらっているところが村井さんの村井さんたる所以ですね。ある意味、パワハラセクハラ当たり前、喫煙者で酒飲みの昭和的な存在の人物。でも彼には彼なりの正義や信念や想いがあるのです。

↓第8回予告