テレビ雑缶

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【エルピス 第9話感想】 ブチ切れる村井さんがかっこよすぎて 

ネタバレありまくり

しばらく岸本目線で進んでいた物語も、ここにきて恵那の視点でも進んでいきます。

恵那の担当するニュース8で冤罪事件のその後を扱えなかった経緯や岸本のスクープを横取りしようとする動きがあったりと、いわゆる「大人の事情」的な部分がそこかしこに。

前回解雇になってしまった岸本ですが、恵那はその事実も理由も知らなかったというのです。コンビを解消したわけではないでしょうが、置かれている立場が違いすぎて接点を持てずにいる2人の動きがもどかしい。

パワハラセクハラ上司だった村井は、この件を絶対に世に出すと本気を出して来ましす。彼も過去の経緯から背負うものがあったのでした。恵那、岸本、村井、各人の信念は根底では一致しているものの、権力に阻まれて思うように進みません。

最後は村井がキレてしまい恵那が担当しているニュース8のスタジオへ乱入し、セットをボコボコにしてしまいます。放送時間外の出来事でしたが、それほどまでに村井の怒りは収まらなかったのです。

なおキーマンとして登場した大門亨(迫田孝也)は残念ながら今回限りで退場となってしまいました。大門副総理(山路和弘)の娘婿で秘書を務めた人物の死は、関係者を絶望の淵へ陥れてしまいます。

佐野プロデューサーの体験が投影されている

このドラマのプロデューサーである佐野亜裕美氏もテレビ局に勤務し、岸本と同じような目にあったそう。

エルピスのドラマ化に向けて動いていた数年前、局内では「できない」という判断になり、その後全く別の部署へ異動させられたといいます。カンテレへ転職し、時を経て世に出たこのドラマは、佐野プロの人生も投影された物語でありましょう。

ドラマのOPで複数の事件から着想を得た創作であると断り書きがありますが、事実ベースも混在していることを胸に留めながら最終回に臨みたいと思います。

 ▼大門副総理の関係者が起こした強姦事件がもみ消されるエピソードが登場

 

▼セクハラ・パワハラ発言は相変わらずですが、視聴者からの評価がガラッと変わった村井

 

▼本ドラマで俳優としての評価が爆上げとなっ眞栄田郷敦 

▼いよいよ最終回!