ジャニーズものはあまり見ないのですが、なぜか「俺のかわいいはもうすぐ消費期限!?」(通称:俺かわ)が気になって2回目ぐらいから視聴しました。ひとことで言うと、山田涼介という素材を存分に生かしたドラマでした。想像より全然良かったのです!
『可愛い』を武器に生きてきた あざかわ男子
VS
26年恋愛経験ゼロの ロボット女
《キュンが難しい》不器用なオトナの“遅すぎる初恋”を描く
新たな『キュンムズ』ラブコメ誕生!!
「恋はつづくよどこまでも」などを手がけた脚本家の田辺茂範さんが、山田涼介にあてがきしたと言うだけあって、山田涼介じゃないと成り立たないドラマです。これだけ演者にフィットする役というのもなかなか無いのではないでしょうか。ビジュアル、キャラクター、ストーリー、セリフ…全てが山田涼介そのものだと感じました。役名も「丸谷康介(まるやこうすけ)」と本人に似た響きですし。
また、SNSで言及されそうな言葉選びをしたと脚本家がインタビューに答えていたのも印象的でしたね。そう、このドラマは言葉選びやSNSの活用も秀逸だったのです。
「俺かわ」のSNS戦略が見事
たいがいのドラマは週一の放送。そうなると放送日以外でどう盛り上げるかが課題だと思うのですが、俺かわでは投稿がコマメでしたね。ドラマの公式アカウントだけでなく、出演者も投稿して盛り上げていました。放送当日のカウントダウン投稿もタイミングや盛り上げ方が良かったし。「俺かわ」の略称やハッシュタグもキャッチーで使いやすくてナイス。
極め付けはTikTokで出演者のダンス動画がバズったこと。
出演した山田涼介、大橋和也(なにわ男子)、鞘師里保(元モー娘。)の3人がドラマのテーマ曲でもあるHey!Say!JUMPの「恋をするんだ」を踊る動画なのですが、みんなダンスが上手いので、バズりまくり。この3人が同じ動画で踊る世界線が素晴らしいとジャニファン以外からも絶賛されていました。
踊れる出演者がいるのは強い!優勝であります。
これは、ドラマを観ていない層にも届いたんじゃないかな?
ストーリーは現実離れしていた部分はあったものの、山田涼介扮する丸谷康介と芳根京子扮する真田和泉が徐々に心を通わせ、ロボットのような女の子だった芳根ちゃんが変化していく姿はただただ可愛かったし、二人の距離が近づいたり離れたりする様は毎度キュンキュンしながら視聴しました。まさかこの年で、恋愛ドラマにハマるとは…!
そして恋愛だけでなく、登場人物それぞれの成長や心の変化も巧く描かれていたのも良かったポイントの一つ。
テーマ曲もすてき過ぎてうっとり
Hey!Say!JUMPが歌うテーマ曲「恋をするんだ」に芳根ちゃんが出ていて、ドラマの内容とリンクするのも良かった!大事な場面を盛り上げるのにピッタリで、これが流れると感極まってしまう。なんという盛り上げ上手。特に最終回は見事でしたね。曲とバッチリ同期したクライマックスでは、Twitterでも盛り上がり「俺かわ」の関連ワードがトレンド世界一になる快挙もありました。
映画のようなシナリオにならなくても
最後のセリフ 君が頷いてくれるのなら
ラストシーンは全米が泣かなくても
2人だけのラブストーリー
(Hey!Say!JUMP「恋をするんだ」より)
歌詞のようなラストシーンも感動的で、全米が泣かなくても私が泣いた!
とにかく隅から隅まで作り手のこだわりが伝わってくるステキな作品です。日本のエンターテイメント、素晴らしい!
副音声の活用もよかった
山田くんと芳根ちゃんの気持ちがようやっと通じる回があるのですが、この回では出演者である大橋和也と迫田孝也が副音声でガヤを入れてて、そっちはそっちで盛り上がると言う楽しさもありました。この仕掛けもSNSでヒートアップしていましたね。
なおドラマ全編通して、キスシーンが3〜4回あるので山田ファンの生存状況が心配になってしまったわけですが…。ラストシーンの芳根ちゃん、めちゃくちゃかわいいです!あんな表情するなんて反則だなあ。
以下、余談。
このドラマを終えてすぐ次クールで芳根京子が他のドラマ「オールドルーキー」に出ていたのですが、全く別人で驚きました。髪もバッサリショート、ちゃきちゃきしたキャリアウーマンOLだったので、真田さんとのギャップに驚くとともに、女優さんって改めてすごいなと思ったのでした。
ドラマは、AmazonプライムやTELASAで配信されています。気になった方はぜひ!ラブコメとイケメンが好きな人にはハマると思います。