テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

「日曜の夜ぐらいは…」(テレ朝、日曜22時~)第1話 感想、一話目からガッチリ心をつかまれてしまう…!

タイトルが気になって見てしまった「日曜の夜ぐらいは…」(テレ朝、日曜22時~)。

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岸田サチ(清野菜名)、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)の3人が、ラジオ番組主催のバスツアーで出会って、友情を育む(はず)話。

冒頭から主要人物の背景や生活の紹介シーンが続くので、登場人物の背景をざっくり把握しながら見ることができます。そして、ラジオ番組のイベントがきっかけで出会う3人。

このドラマ、セリフもよいのですが、セリフがないところの描写がよくて!
静かなシーンにも、さまざまな感情や情報が詰め込まれているところに、グイグイ引き込まれました。一話目から、ものすごい引きがあるなあ。

母親の代理でバスツアーに参加するサチは、ずっと不機嫌。冒頭から全く笑ったり楽しそうにするシーンが出てこないのですが、この温泉旅行をきっかけにタガが外れ、すっかり3人で和気あいあいと過ごすことになります。

このサチの転換はちょっと急で「あれ?」となったのですが、本来は明るい性格だったとかかな?今後、過去も明らかになればこの辺りの転換にも納得できるエピソードが登場するかも知れません。多分、3人が仲良くなってバスツアーを楽しむ設定にしないと、この後のストーリーが続かないんですよね、きっと。

ちなみにサチが不機嫌でつまらなそうにしている理由もドラマの中で語られるのですが、そのセリフにちょっと泣きそうになってしまいました。こう、要所要所にグッと心をつかまれるシーンやセリフが出てきます。

シングルマザーや家族に障がい者がいる暮らし、祖母と孫の二人暮らし、太ももに元カレの名前のタトゥーが入った元ヤンキーでタクシードライバー…それぞれに事情を抱え、社会課題なども浮き彫りになりながら、3人の人間関係がどう紡がれていくのか…"ちゃんとした"群像劇が楽しめそうな予感がします。

脚本家は、岡田惠和さん。
白鳥麗子でございます!(懐かしい)、ビーチボーイズ、最後から二番目の恋、にじいろカルテ、NHK朝ドラのちゅらさん、おひさま、ひよっこ等々、数々のヒット作を手がけている方だったんですね。

全く見る予定がなかったのですが、一話目からガッチリ心をつかまれたので、2話以降も視聴してみようと思います!