テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「東京タワー」(テレビ朝日)、映画版(黒木瞳×岡田准一)との違いは?

映画はあまり見ないのですが、知人にすすめられてだいぶ前に見たのが「東京タワー」でした。

2組の人妻と青年の愛の行方を描いたドラマ。監督は、本作が初の劇場用作品となる『失われた約束』の源孝志。江國香織による同名原作を基に、『南くんの恋人』の中園ミホと源監督が共同で脚色。撮影を「7月7日、晴れ SEVEN OF JULY SUNNYDAY」の袴一喜が担当している。主演は、「阿修羅のごとく」の黒木瞳と「Johnny's Film Festa 2004」の岡田准一、「Johnny's Film Festa 2004」の松本潤、「クイール」の寺島しのぶ。日本テレビオリジナルムービー。

2004年の映画だったんですね。今から20年前か!時が経つのは早いものです。とにかく映像が素敵で、都会的で。全般に漂うオシャレ感が印象に残っています。そして、人妻に翻弄され続ける小島透がとてもせつなかったなあと。捨てられた子犬のようでした…。

役名 映画版(2004年) ドラマ版(2024年)
浅野詩史 黒木瞳 板谷由夏
小島透 岡田准一 永瀬蓮
大原耕二 松本潤 松田元太
川野喜美子 寺島しのぶ MEGUMI
詩史の夫 岸谷五朗 甲本雅裕
小島陽子 余喜美子 YOU

詩史の職業が、映画版ではセレクトショップのオーナー、ドラマ版では建築家になっています。

・・・

詩史(しふみ)と言えば、黒木瞳というイメージだったので、板谷由夏ってどうなのかなあ?と思っていましたが、実際に映像で見ると思ったほどの違和感はありませんでした。ただ、映画の詩史は「大人の女性だけどちょっと守ってあげたくなる雰囲気」がありましたが、板谷由夏の詩史はわりと「強さ」「自立」の雰囲気が際立っているというか。それはそれでいいのですが…。

映画版では、耕二と喜美子の不倫の方が生々しさがあったのですが、ドラマ版でも耕二がグイグイ行ってますよね。映画と同じ展開であれば、今後、耕二の周辺の方がドロドロするはず。

一方、透と詩史の力関係は、完全に詩史の方が上。とにかく振り回され続ける透を見るのがせつないのですが、この後もっとつらくなる展開があるので、永瀬蓮ファンの皆様におかれましては、心して見るようにしていただきたいと思います…。

当時、不倫と言えば女性がつらい思いをするのが多いイメージでしたが、映画「東京タワー」では男性(透)に完全に感情移入して見ていたことを思い出します。(だから、とにかく「せつない」という感情だけが強く印象にある)
自分の中では珍しい感情だったので、それで特に視聴後の感想が強く印象に残ったのかも知れません。

タイトルが「東京タワー」だけあって、都会のステキなお店や建物、シーンが結構出てきますね。港区での撮影も多いようなので。

結末を知っているので、継続視聴は検討中ですが、何だかんだで最後まで見てしまいそう。(映画版や原作と結末を変える可能性もありますしね)

↓絶賛、せつない恋の最中の透ですが、同級生の女子といい感じになっております。

↓やはり東京タワーは絵になる