テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

NHK「虎に翼」を見て、朝ドラの楽しみ方を知る。愛される朝ドラに必要な3つの要素

NHKの朝ドラ「虎に翼」を見ています。人生2度目の朝ドラチャレンジは非常に充実した視聴時間を過ごせています。
(一度目の「ちむどんどん」は怖いもの見たさでしたから)

tv-zakkan.com

【NHK朝ドラ公式】連続テレビ小説「虎に翼」。主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。

日本で初めて女性裁判官になった実在の人物をもとに制作されたストーリーです。ドラマは、7週目が終わったところですが、「意外と早く人生が進んでいるなあ」と思いました。(もっとゆっくり描くのかと思っていたので)

個人的には、女学生編が好きだったので、寅子と愉快な仲間たちをずっと見ていたかったのですが、そうもいかず。家庭の事情で、弁護士を目指すことを断念せざるを得ない女性たちが次々と離脱してしまい、結局司法試験に合格した女子部の生徒は、寅子(伊藤沙莉)とあと2名。離脱した皆様とも、物語のどこかで繋がると良いのですが…。

それにしても、昭和前半の女性の人権って、ひどいものでしたね。特に結婚すると女性が「無能者」になるという法律に、本気で衝撃を受けました。ほぼ夫の所有物というか。

こうした性別格差に関する描写も、「不適切にもほどがある」のようにストレートに書く方法もあれば、「虎に翼」のように男尊女卑が当たり前だった世の中を描くことで、一石を投じるという方法もあるなあと。(一石どころか100石ぐらい投げられている気もしますが)

さて、こうして毎日15分の中に山あり谷ありのエモーショナルな時間を過ごしているわけですが、朝ドラに必要なポイントというのが見えてきましたので、書いておきたいと思います。

朝ドラに欠かせない3つの要素

・愛されるヒロイン像

「虎に翼」のヒロイン「猪爪寅子」(伊藤沙莉)が法曹を目指して頑張る姿は応援したくなるひたむきさがあり、ヒロインは視聴者にとって「親戚の子」なのだなあと感じまる。
おしんのように耐えて耐えて耐え忍ぶのは今の時代に合わないけれど、つらいことがあっても、前に進む姿は自然と「頑張れ」と後押ししたくなります。

・シナリオに破綻がない

当たり前ですが、全体のストーリーやシナリオに破綻がないことが大事です。某朝ドラの時は「時系列がわからない」「なぜそういう展開になるのか理解に苦しむ」「ご都合主義」という場面が多かったのが記憶にありまして。今回は伏線の回収や前後のつながり、「あ、そうだったのか!」と宝探しのような要素があったり、単純に寅子の成長物語り以外の部分でも楽しめる要素がちりばめられています。

・朝の番組としてふさわしいか

全体的に漂う爽やかな空気感…大事ですよね。私は昼か夜に見ていますが多くの人が、朝にリアタイしている勢がたくさんいることを考えると、朝に相応しいドラマであることが大切だなあと。
虎に翼も、伊藤沙莉のキャラクターなのか、元気で前向き、そして「はて…?」という言葉とともに発せられる共感のセリフ…朝にふさわしいドラマだと感じます。

・・・

それにしても寅子と優三(仲野大賀)が結婚できて良かったですね~。書生として寅子の家に下宿していた時から2人のシーンは息がピッタリ過ぎて、時には演技ではなく素ではないか?と思うこともたびたびあったので、何となく結婚するんだろうなとわかってはいても、実際結ばれた時は「やったぜ!」とドラマの皆様と一緒に喜んでしまいました。

着物にベールって不思議でしたが、実は寅子の親友で兄の嫁になった花江(森田望智)が結婚式に身に着けていたものだそう。こういうエピソードもいいですよね。

↓みんなの笑顔が最高です!

↓大学で同級生だった3人のオフショ。楽しそう

↓寅子、ついに法廷デビュー

昔の弁護士さんは、こういうファッションをしていたんですね。服装の歴史なんかも垣間見れて、勉強になります。

法服
法服(ほうふく)とは、裁判官、検察官、弁護士、裁判所書記官、廷吏など、職務上法廷に立ち合う法曹関係者及び裁判所職員が法廷で着用する制服。 「法服」の色は黒と定められている。黒はどんな色にも染まることがないことから、裁判官の公正さを象徴している。

法服 - Wikipedia

昭和22年に廃止されたそう。弁護士は今はバッジのみですよね。

旧法服は,昭和 22年(1947)の新制度によって廃止され,新たに裁判官,裁判所書記 官の制服が定められ,弁護士はバッジの着用のみとなったのである。
https://swu.repo.nii.ac.jp/record/5815/files/KJ00009457939.pdf