「虎に翼」の第23週は、いよいよ原爆裁判について描かれ、並行して星百合(余貴美子)の認知症問題、寅子の更年期や生理の問題などが取り上げられました。
中でも、余貴美子さんの認知症演技が凄すぎて、介護経験者の中で「トラウマになるレベル」の衝撃を与え、「寅に翼」を見るのを辞めてしまった人が身近にいました。それだけ演技がすごかったということなのでしょうが、NHK的には視聴者を一人失ってしまい残念なことと存じます…。
原爆裁判については、恥ずかしながらこのドラマを見るまで全然知りませんでした。結果として訴えは棄却されたものの、通常であれば最初に読み上げるはずの主文が最後に回され、長い判決文を読み上げるシーンでは涙を禁じ得ませんでした。
それにしてもよねさん!(土居志央梨)ですよ。
何だかんだで、本当の意味で「弱者の味方」なのは、よねさんや轟(戸塚純貴)ですよね。特によねさんは、生い立ちの過酷さから、故郷から逃げ、女性であることを捨てて生きることを決め、弁護士として常に理不尽と戦う。かっこいいです。
話し方はぶっきらぼうですが、原爆裁判で証言に立ってくれることになった方への声がけなんかは、相手を思いやる気持ちであふれていて泣けました。
「どの地獄で何と戦いたいのか 決めるのは彼女だ」
このよねのセリフ、カッコよ過ぎ!よねだからこそ言えるし、視聴者の心に響くんだと思います。
祝!梅子さん合格
前々から甘味処「竹もと」の後を引き継ぐべく、何度も桂場による味見の試験に落ちまくっていた梅子(平岩紙)ですが、このたびついに合格をもらえ、ドラマも終盤に近付いていることを思わせました。
その後、修行していた寿司屋を辞めることにした道男と一緒に店をやることになった展開は、うまく行きすぎでご都合主義的な流れとも思えるのでしたが、それでもみんなのよりどころである竹もとがハッピーな着地点を見つけたことに安堵しました。
役柄の年齢と役者の年齢のギャップに違和感
これは朝ドラ特有の現象なのかも知れませんが、主人公の寅子(伊藤沙莉)が役柄の年齢と合わなくなってきていますよね。髪型は、妙なおばちゃんヘアーのかつらをかぶせられていますが、肌はツヤツヤだししわもない。
役柄の年齢だと40代後半から50代になるわけなので、本来はもう少しふけてもいいはず。とは言え、あからさまな老けメイクだと、それはそれで違和感があるんでしょうし、難しいですね…!朝ドラを見たのは2作目なのでよくわからないのですが、他の作品では、このギャップをどうしていたのでしょうか。
50代の女優と言うと、石田ゆり子、斉藤由貴、天海祐希、宮沢りえ、吉田羊、鈴木京香、稲森いずみ・・・・・・うーん。
ここまで来ると寅子=伊藤沙莉のイメージで見てしまうので、子役のように年齢に合わせて変えるというわけにもいきませんしね。
何だかんだ言いながらも、完走するつもりではいますが、せめて髪型だけはもうちょっとマシな感じにして欲しいものです。
↓予習しよう~
あすから第24週!
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) 2024年9月8日
次週予告を見れば、月曜からの放送をより楽しめる📺✨#朝ドラ #虎に翼https://t.co/kOCo8QD939