テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「わたしの宝物」感想 ~誰もかれもが自業自得の地獄…!~

続きが気になって見てしまっている「わたしの宝物」。
托卵であることがバレ、いよいよ離婚目前。あんなに栞をかわいがっていた宏樹(田中圭)は、離婚の上今後の面会も希望しないという絶望的な展開。莉紗(さとうほなみ)は、冬月を苦しめた美羽(松本若菜)と直接対決。

いくら個人的に恨みがあるからと言って

初対面の人にコップの水をぶっかける

なんてことあります?いくらドラマとは言え。
あと個人情報の管理な!コンプライアンスはどうした!

と、突っ込みどころが満載です。今のところ、誰しもが自業自得で罪や罰を受けているような流れになっていて、誰にも感情移入ができず。ただただ最後、どう着地するかが気になって見ているという状況です。

・神崎美羽(松本若菜)
托卵であることが宏樹にバレ、一時は出ていくことになったものの、結局家に戻り宏樹が出ていくことに。まだ離婚は成立していないため、宏樹とは同居中。寒々とした関係。一人で育てる覚悟も、罪を背負う覚悟もあるとのことだが、そりゃそうだろう。

・神崎宏樹(田中圭)
栞の誕生後、人が変わったようにいいパパ、いい夫になり、現時点で一番の同情を集めているが、そもそもこの方の家庭内ハラスメントがなければ、美羽と冬月の不倫もなかったとも言えるわけで。どんなに人が変わっても、個人的には許せない人物の一人。

・冬月綾(深澤辰哉)
美羽の不倫相手、かつての友人(ソウルメイト?)。人妻だった美羽と一度だけ関係を持ち、子供ができるも、最近までその子が自分の子とは知らず。一時期、莉紗によりアフリカで死亡したことにされ、栞周りの人間関係が複雑に。被害者な気もするが、人妻と知っていて美羽と関係を持ったのは事実。
演技が平坦で、このメンツの中では若干浮いている(沈んでいる?)状況なのが気になる。

・水木莉紗(さとうほなみ)
一緒に仕事をする冬月が好きすぎて、アフリカで冬月を死亡したことにしてしまったり、個人情報を不正に利用し美羽に会いに行き、初対面で水をぶっかけるという暴走オンナ。見ている側をイラっとさせる天才である。
さとうほなみは、「ゲスの極み乙女」の「ほないこか」ですよね。最近、ドラマ界への進出が目覚ましい気が。

・小森真琴(恒松祐里)
コミュニティクラッシャーである。表向きは美羽にとって頼りになる後輩なのだが、そもそも托卵を怪しんで宏樹に告げ口したのは真琴だし、あげくの果てに「宏樹さんが好き」と告白まで。冬月に対しても、揺さぶるような行動をして、周囲を混乱に陥れている張本人。謎の正義感がそうさせているらしいシングルマザー。
いくら子供のことで頼れる人材であったとしても、美羽が何となく真琴を許してしまっているところも解せない。

どこかで見たことがあると思ったら、「リバーサルオーケストラ」で初音(門脇麦)の妹役だったな。

・浅岡忠行(北村一輝)
宏樹のメンター的な役割。喫茶店のマスターである。
いくら何でも北村一輝がただのマスターで終わるわけがないだろうと思ったが、ただのマスターで終わりそう(笑)。

・・・

こうやって書き出してみると、マスターの浅岡以外はみんなヤバいっすね。最終回では宏樹の手引きにより、美羽と栞、そして冬月が思いがけない形で対面することになりそうだし。このドラマで今ひとつはっきり見えてこないのが、美羽の本心。本当は冬月に対して思いが残っているのではないかとということ。

栞誕生後の半年は、宏樹とうまく行っていたし、そもそも冬月は亡くなっていたと思っていたから、家庭を第一に平穏に過ごしていただけで、もし栞の誕生当時、冬月が生きていると知っていたら違う未来を選択していた可能性も。

とは言え、もし美羽の中に冬月へ思いがあったとしても、美羽の性格を考えると、現時点で今さら冬月と一緒になるというのも考えにくい。

最後はみんなバラバラになるんだろうなあと思いつつ、ここまで見たからには結末を見届けようと思います。

↓テーマソングがドラマにピッタリ