テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

NHK大河ドラマ「光る君へ」が最終回!充実した1年でした。ありがとうございます

破綻しない脚本とストーリーって素晴らしいですね。
史実-フィクション-史実-フィクション-史実…バランスよく創作と史実(伝承)が混ぜ合わさって平安の壮大な物語を楽しむことができました。衣装やセットも毎度眼福で。(若干、恋愛に寄り過ぎている部分はありましたが…)

お陰で去年のダメダメ大河の記憶を、しっかり上書きすることができよい年越しになりそうです。

大河ドラマって、ただ漠然と見ていてもダメで、めいっぱい楽しむためにはやはり多少の前提となる知識が必要です。戦国のように何度も映像化されている時代であれば、特に予習をしなくても大丈夫ですが、平安時代に関しては本当に中高の歴史教科書程度の知識しかなかったので、今回は以下のように知識を仕入れて臨みました。

■漫画のあさきゆめみしを読んで予習

大河ドラマは毎年関連本が出るので、そういったものを一冊買って読む手もあるのですが(マイナーな主人公の時はそうしている)、今回は前々から読んでみたかった大和和紀氏の名作「あさきゆめみし」(漫画)を読んでみることにしました。できるだけ紙の本は買わないようにしているので電子書籍で読書を。

段々、光源氏周辺の登場人物が増えてきて、特に女性の区別がつかなくなってきて苦しい時期もありましたが、10巻読んでおいたお陰で、道長がまひろに送った扇の絵柄、まひろがふっと思いついた光源氏と紫の上との出会いのシーン、書けなかった空白の章など、源氏物語をオマージュした場面や伏線回収などを発見できて、本当に楽しかったです。ドラマファンの醍醐味ですよね。

▼あさきゆめみし
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衣装、場面、女性の長い髪の美しく繊細な表現、どこを切り取っても芸術品のように美しいので、ぜひ一度読んでみていただきたい。

■漫画の紫式部日記を読んで予習

もう一つ読んだのは、小迎裕美子氏が書いた「紫式部日記」。こちらも漫画です。コミカルなタッチが読みやすいのでおすすめ。

源氏物語は紫式部が書いた物語なので、宮廷での出来事が中心ですが、こちらは紫式部の一生がわかるものになっています。こちらも役に立ちました!どのタイミングで結婚して、子供を産んで、源氏物語を書き出すのか。

こういうのを読むと、ネタバレになるからイヤという人もいるかも知れませんが、前述したように大河ドラマを全力で楽しむためには予習が必須です。サラッとでもよいので読んでおくことをおすすめします。

▼紫式部日記(漫画)

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■X(Twitter)やYoutube復習を

ドラマ視聴後は、Xで関連ハッシュタグを追いかけて復習をします。平安時代つわものの皆様の解説コメントが、知識を増やしたり理解を深めることに大変役立ちました。その解説、無料で見ちゃっていいんですか?!というものもたくさん。感想を追いかけるのも楽しいし、自分とは違った見方をしている人の意見も参考になります。

Youtubeは、もっぱら「かしまし歴史チャンネル」さんにお世話になりました。

www.youtube.com

メインMCのきりゅうさんの流れるような解説!毎度感心しながら視聴しました。
予習していてもやはり不明な部分は出てくるもので、こちらのチャンネルでしっかり解説を見て納得していました。立て板に水のようなきりゅうさんの軽快なトーク、マジで素晴らしいです。歴史に興味がなくても一見の価値あり。

来年は、蔦屋重三郎という歴史ファンにあまりなじみのない主人公となるので、結構不安を感じております。見ることは見るんだろうけど、完走できるかな…?

↓漫画本があるっぽいので、予習しようかしら。

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↓学習漫画もある模様(集英社)

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「光る君へ」に関わったすべての皆さま、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!1年間、楽しませていただきました。