多部未華子が好きで江口のりこが好きな私のためのドラマですか?というわけで、見ない理由がなかったので、初回を配信で視聴しました。
あらすじ・ストーリー
2歳の娘の育児と家事に奮闘する専業主婦・村上詩穂は、働くママが主流となった昼間の街で自分と同じような主婦仲間を見つけられず、少し焦りを感じていた。そんな中、育児と仕事の両立に限界ギリギリのママ・長野礼子、完璧な育児計画を掲げるも思うようにいかず困惑する育休中のエリート官僚パパ・中谷達也と出会う。
解説
原作は「わたし、定時で帰ります。」の朱野帰子による小説「対岸の家事」。ある出来事をきっかけに専業主婦になることを選んだ主人公・村上詩穂が、働くママや育休中のエリート官僚パパなど価値観がまるで違う「対岸にいる人たち」と“家事”を通じてつながっていくさまが描かれる。詩穂を演じるのは、「私の家政夫ナギサさん」以来約5年ぶりにTBS火曜ドラマで主演を務める多部未華子。
多部未華子が演じる村上詩穂と江口のりこが演じる長野礼子。どちらも子供を持つ母ですが、詩穂は専業主婦、礼子はバリバリのワーキングマザーと真逆の生活環境。同じマンションの隣の部屋同士に住んでいます。
二人の同世代の子を持つ母が、思いっきり対照的に描かれていて、どちらの経験もある私にとって、リアリティがあり過ぎでした。特に、ワーキングマザーの描写が。
仕事が詰まっているのに、子供の発熱で呼び出され不本意な早退。
病院に連れ行ってようやっと帰宅するも、上の子のイタズラで家から閉め出されるアクシデント。何とか家に入るも、子供たちは言うことをきかず。もらったカレーは床にぶちまかれ、何もかもうまくいかない。合間に、明日までにチェックしろと大量の確認用データが会社から届く。
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飛び降りたくなる気持ち、よーーーーくわかります。
私も、同じようなことがあった時は、何もかも投げ出してここからいなくなりたいと思いましたよ、えぇ。1回や2回じゃありません。
礼子のつらさが過去の自分のつらさと重なり、ちょっと涙ぐんでしまいました。
一方、専業主婦の詩穂の「今日も(子供以外)誰とも話さなかった」というセリフ。あるあるですね。子供を産んだばかりの時は、まだ外に連れ出すわけにもいかず、気がつくと「(夫以外の)大人と全然話しをしていない」ってことがザラにありました。
どちらがよりつらいかは人それぞれでしょうが、この回においてはやはり礼子の方がよりしんどかっただろうなと。相当追い詰められた状態でした。なぜかアクシデントって一度にやってくるんですよね。一方、専業主婦だって悩みがあるんですよね。それぞれの立場の対比がよく描かれていたなあと思います。
子ども館での礼子の発言がきっかけで、ギスギスしていた二人ですが、マンションの屋上で互いの悩みを打ち明けて仲良くなる流れはよかった。悪化した関係が長引くものだと思っていたので。
それにしても、家の隣に専業主婦の多部未華子がいるなんて、反則ではないか。うらやましいぞ礼子!
一つだけ違和感があったのが、多部未華子の夫が一ノ瀬ワタルなこと。
って思ったのは私だけ?
次回は、ご近所にディーン・フジオカ扮する、育休中の国家公務員パパが参戦してくるというので、続きも楽しみです。