テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

日曜劇場「キャスター」は、真の評価が測りにくいドラマになってしまっているね

当初見る予定ではなかったのですが、日曜劇場ですし、何となく気になってやっぱり視聴しております。永野芽郁さんの件もあり、別の側面からも話題です。

“世の中を動かすのは真実!”という信念の男・進藤壮一(阿部寛)は、視聴率低迷にあえぐ報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任した。進藤のキャスター就任によってバラバラだった面々がいつの間にかチームとして成長していくことに…。しかし、彼らが本当の意味での理想をかなえたとき、闇に葬られていたある事件の真相が明らかに…。

そんなわけで、永野芽郁の不倫疑惑事件以降、TBSドラマの「キャスター」は、本来の意味での評価がわかりにくいドラマになってしまったなあと思いながら見ています。

文春砲直後の回は、本当に記事の内容がチラついてしまい、ドラマに集中することができず。6回目では、大きな展開もあり、やっと内容に集中できるようになりました。それにしても、ブーメランが刺さりまくるようなセリフが多く時折「あぁ…(ため息)」となってしまいますね。

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上述した通り、6回目にして、ようやくドラマの核心に迫る内容になってきて、ストーリー自体は面白くなっています。身内の中で、何重にも張り巡らされた騙し合いなど、仕掛けは面白いですよね。ただ、ここまでを振り返ると、細切れの事件が1回ごとに終了していくスタイルが多かったので、深く考察する暇もないことに、ちょっと拍子抜けしておりました。

「エルピス」のようにじっくり味わうドラマでもなければ、「アンチヒーロー」のようにデカい権力に挑戦を挑むような荘厳な雰囲気でもない。

本来、重々しく作られるような内容を、あえて軽めに見せているのは、何か意図があってのことなのでしょうか。

進藤キャスターの滑舌が毎度気になる

個人的には、初回からずっと阿部寛の滑舌の悪さが気になっており、時々、聞き取りにくさがストレスになっています。どうしてニュースキャスターという役にしたのか謎。ただし、代わりの人というと、これもなかなか思い当たらず。「大物」感があり、ニュースキャスター役に違和感がない人…うーん…誰だろう?少し毒気を抜いた香川照之とか?(滑舌はよさそう)佐藤浩市とか?

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なんかかんや場外でいろいろあったドラマではありますが、真弓(中村アン)が出てきてから、急激に展開が早くなってきていますし、進藤(阿部寛)vs華(永野芽郁)の過去の出来事に絡む因縁も見えて来たので、ようやく今後の展開が楽しみと言ったところです。

ところで、誰も気にしていないと思いますが、宮澤エマと新納慎也という二人のミュージカル班が出ていたりしているのが、個人的には嬉しかったり。役柄上、今回は全く絡みそうもないですが。そして高橋英樹と北大路欣也が同じドラマにキャスティングされているなど、やはり日曜劇場って配役が豪華ですね。