
すでに5回放送が終わっていますが、Amazon Primeに出ていたので「どれどれ」と見てみました。元々気になっていたこともあり、面白くなって一気に見てしまいました。
法廷ドラマは好きなジャンルの一つ。(数は少ないですが)
ASDとADHDと言う気質を持ちながら、裁判官を仕事に選んだ安堂清春(松山ケンイチ)。法廷ドラマはいくつもあれど、このドラマはちょっと珍しい設定ですよね。
【NHK公式】ドラマ10「テミスの不確かな法廷」
「宙わたる教室」制作チームが手がける法廷ヒューマンドラマ!
任官七年目の裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)。東京から前橋地方裁判所第一支部へと異動してきた彼は、一見、穏やかな裁判官に見える。
だが、その内側には絶対に打ち明けられない秘密が…。
幼い頃、衝動性や落ち着きのなさからASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断された安堂。
彼は自らの特性を隠し、自分の考える“普通”を装って生きてきた。
それでも、ふとした言動が前橋地裁第一支部の面々を戸惑わせ、法廷内外で混乱を巻き起こしてしまう。そんな安堂の元に、複雑な人間模様が絡み合う、難解な事件が舞い込んでくる。
市長を襲った青年。親友をこん睡状態に追い込んだ高校生。そして「父は法律に殺された」と訴える娘――。
やがて、安堂の特性からくる“こだわり”が、誰も気づかなかった事件の矛盾をあぶり出す。
しかし同時に、彼は自身の衝動とも格闘しながら公判に挑まなければならない。
果たして安堂は、公正に事件を裁き、真実へと辿り着くことができるのか!?
安堂が難しい気質を持ちながら、どうその職業と向きあうのかも見所ですが、裁判所での人間関係や、法廷を通した事件やそれをとりまく人たちとの出来事も印象深く描かれています。法廷は事件を裁く場所なので、決してきれいごとだけでは済まない場面も多々あるのですが、それでも真面目に生きているものが損をしない世の中であって欲しいと思います。
一番印象深かったのは、不法滞在中のベトナム国籍の若者に身を寄せていた家出少女で無戸籍の春(石田莉子)の回。普段からツンツンしていて出世欲の強い落合(恒松祐里)裁判官が、春に
「重い荷物は一人で背負わなくていい」
と言った場面。
涙なしでは見ることができませんでした。
落合ーーーーーーーー!!
ただのツンツン女じゃなかったーーー!
…
…
このように、安堂の周囲にいる人たちにも、しっかりスポットが当たる回もあり、ヒューマンドラマとしても味わい深い作品になっています。
ちなみに、無戸籍の家出少女を演じた石田莉子さんは、以前NHKの単発ドラマ「むこう岸」で、生活保護を受けるヤングケアラー役を演じています。あのドラマもとてもよかった…!
石田莉子さんの目力がとても強く、これからが楽しみな女優さんの一人です。
ということで、NHKドラマ「テミスの不確かな法廷」は見る予定にはなかったのですが、最後まで見届けたいともいます。