
毎週楽しみに見ていたテレ朝のドラマ「再会~Silent Truth~」(竹内涼真主演)がついに最終回を迎えました。途中から、状況的に万季子が犯人としか考えられなかったのですが、そのことを本人が言い出すまで紆余曲折があり、その辺りの人間模様やストーリーも非常に楽しませてもらいました。
しっかりした原作がある作品っていいですね。
もちろん原作がよくても、映像化の際に駄作になってしまうことはしばしばありますが。
あらすじ物語の起点となるのは23年前――。当時小学6年生だった淳一は、仲が良かった同級生3人と共に、《ある事件で使用された拳銃》を小学校の桜の木の下に埋没。誰にも言えない秘密を共有することに! その後、4人はそれぞれの人生を歩み、徐々に離れ離れとなっていったのですが…。
時は流れ、今や刑事となった淳一は故郷の警察署に異動し、ある殺人事件の捜査を担当。23年前に秘密を共有した仲間の一人で、初恋の相手でもある岩本万季子と、《刑事と容疑者》として再会を果たします! そこへ畳み掛けるように、現在捜査中の事件で使われた凶器が、4人で埋めた拳銃だったことも判明。捜査を通し、淳一は《かつての仲間たち》とも再会していくのですが…。
いったい誰があの拳銃を掘り起こしたのか。そして、今回発生した殺人事件の犯人は誰なのか? 《23年前に埋めたはずの罪》が時を超え、同級生たちの人生を変えてゆく――!? 登場人物たちが抱え込むさまざまな思いや秘密が繊細に交錯。予断を許さない物語の行方から、目が離せません。
犯人が誰かをひも解くのはそれほど難しくはなかったのですが、今回視聴者を悩ませたのは23年前の事件に使われた「拳銃」の動き。どのタイミングで掘り起こされ、また埋められたのか。再度の掘り起こし、再再度の掘り起こし…と気が付けば、主要メンバー4人が何らかの形で拳銃の掘り起こしに関わり、「え?!拳銃っていくつあるの?!」と混乱状態に。
最終的に持っていたのは万季子だったのですが、自分から殺人のことを名乗り出ると決めたのは、淳一を救うためで。淳一を救おうとすれば、万季子自身が犯人と名乗りでなければならないし、悩ましい決断でしたね。
まあ、事件の再現シーンを見れば、万季子の行為は過剰防衛だったと思われるし、結局は執行猶予もついて視聴者としては、安堵の決着だったわけですが。
それにしても、万季子が殺した相手である直人の兄がクズオブクズで。高校の時に万季子にしたこともあり、弟の直人からも忌み嫌われていて、「もうこいつは〇んでも止む無し!」と思えてしまう酷いクズっぷりでした。嫌われキャラに描いてくれてありがとう。心置きなく憎むことができました。
万季子が一番恐れていた正樹の進路(中学受験、合格)も、結局大丈夫だったようだし、何だかんだでいろいろ丸くは収まりました。ただ、いくつかの疑問や懸念も。
- ある日、自分のパパが圭介から淳一にチェンジするわけで、それって思春期の男子にとってどうなの?
- 23年前の事件がなぜ起こったのか。署長と逃走犯との関係は?事件の背景は?
- 淳一の彼女・博美のバックグラウンドは?結婚する気はないと言っていた真意は?
続きを見たい気もするけど、この辺りで終わるのがちょうどいいのかな。個人的には、もう一話あってもよかったんじゃないかなとは思う。
江口のりこが最高過ぎた
ある時は朝ドラヒロインのお母さん、またある時はフルタイムで働くワンオペ育児に疲れたワーキングマザー、そしてテレ東では、ソロ活に勤しむOL。さまざまな役をこなす江口のりこさん、今回は淳一とバディを組む南良刑事役でした。(ちょっと意外!)
いつも飄々としているのに、拳銃の話になると「拳銃はどこだああああああああああ!」と半狂乱になったり、署長が23年前の事件で捕まった時に、淳一の肩越しに鬼の形相で署長を撃とうとしたり、あのギャップにやられました。凄すぎ。かと思えば、万季子の取り調べの際には、ふっと寄り添うような発言をしたり。
もうホント大好きです。
ありがとう、永井刑事!(川上周作)
朝ドラにも登場し、現在大河ドラマにも出ている川上周作扮する永井刑事。しょっちゅう南良(江口のりこ)に名前を間違えられ(わざと?)、「任意同行キャンセル界隈」なる名言を生み出します。
ともすれば、重ーーーーーくなりがちな展開のドラマでしたが、永井刑事の存在は一服の清涼剤となりました。ありがとう!
ドラマ「再会」かわいそうな人選手権(1)博美(北香那)
淳一にふられた博美。
23年前の事件が元で、自分は幸せになってはいけないと思い込んでいた淳一。万季子の事件がきっかけで、23年前の事件も解決し、最終的に淳一は互いに初恋だった万季子と生きていく決心をしてしまうという。
料理が上手で、苦しい思いを抱えながら生きている淳一の癒しの存在だったのに、あんな風にふるなんて…。この辺の恋愛要素は必要だったのかなぁ…。別れのシーンは、ただただ博美の性格のよさや、度量の大きさが光っていました。
もともと博美も「結婚する気はない」と言っていましたが、彼女の人生に何があって、そのようなセリフを言わせているのか、ちょっと知りたかった。
どうか博美に幸せな人生がありますように。
ドラマ「再会」かわいそうな人選手権(2)直人(渡辺大知)
万季子の幼馴染の男子3人のうち、唯一万季子に振り向いてもらえなかった直人。人一倍、万季子への思いが強く、一時は万季子の代わりに自首するほどだったのに。
クズ兄が万季子に対して起こした過去の出来事も一因であると、後々わかるのですが、直人がいいやつなことは皆知っている。
どうか直人にも幸せな人生がありますように。