
途中から配信で一気見した「テミスの不確かな法廷」が最終回を迎えました。あっという間だったな。
【NHK公式】ドラマ10「テミスの不確かな法廷」
「宙わたる教室」制作チームが手がける法廷ヒューマンドラマ!
任官七年目の裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)。東京から前橋地方裁判所第一支部へと異動してきた彼は、一見、穏やかな裁判官に見える。
だが、その内側には絶対に打ち明けられない秘密が…。
幼い頃、衝動性や落ち着きのなさからASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断された安堂。
彼は自らの特性を隠し、自分の考える“普通”を装って生きてきた。
それでも、ふとした言動が前橋地裁第一支部の面々を戸惑わせ、法廷内外で混乱を巻き起こしてしまう。
そんな安堂の元に、複雑な人間模様が絡み合う、難解な事件が舞い込んでくる。
市長を襲った青年。親友をこん睡状態に追い込んだ高校生。そして「父は法律に殺された」と訴える娘――。
やがて、安堂の特性からくる“こだわり”が、誰も気づかなかった事件の矛盾をあぶり出す。
しかし同時に、彼は自身の衝動とも格闘しながら公判に挑まなければならない。
果たして安堂は、公正に事件を裁き、真実へと辿り着くことができるのか!?
松山ケンイチの演技力が素晴らしかったですね。
ただ、ASDやADHDの行動を、あのようにリアル(と感じた)な描き方で大丈夫だったのでしょうか…。SNSで見ると、リアル過ぎて見ててつらくなるという当事者の意見も見受けられましたが。
法廷ドラマとして見るべきか、安堂の背景にあるヒューマンドラマを味わうべきか、見ていて決めかねてしまうところもあり、いいドラマであるにも関わらず、個人的には難しいテーマをつきつけられたなあと感じています。
展開も「これから!」という時に安堂の父親が亡くなってしまったり。
どうにも尺不足感は否めませんでしたね。NHKドラマは、半端な回数設定のドラマもちょくちょくあるので、若干消化不良になってしまうことも。
「分からないことを分かっていないと、分からないことは分からない」
安堂裁判官が言っていたこのセリフにハッとさせられました。その通りだよ。我々はいつの間にか、いろんなことを知っているような気にさせられているけれど、本当は何がかわっていて、何がかわっていないのか、判別しないまま過ごしていることが多いですよね。
特に裁判のように善悪をつけなければならない仕事をしているのであれば、真実がどこにあるのかを追究した上で判断を下す必要があります。人の一生に大きく関わることでもありますし。
日曜ドラマの「リブート」では、パティシエから闇の組織に関わる儀堂に成り代わる役を演じる松山ケンイチ。どの役も同じ人とは思えない、いい意味で大きなギャップがある役者さんだなあ。