テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

今さらですが、ドラマ「ファーストペンギン!」を一気見しました。

以前から見たかったドラマ「ファーストペンギン!」をやっと見る事ができました。現在、Huluを契約中なので、契約期間内にいろいろ見ようと思ってはいるのですが、なかなか捗らず。ドラマを一本見るとなると、10時間はかかりますもんね。

このドラマが見たかった理由は、実際の人物がモデルになっていること、漁村の立て直しというちょっとビジネス要素が入っていること、そして脚本が森下佳子さんだから。シングルマザーが社長になるという設定にも心惹かれました。

番組紹介
ドラマ『ファーストペンギン!』は、2022年に日本テレビ系で放送された、シングルマザーが崖っぷちの漁師たちと協力し、古い漁業の慣習を改革する実話を基にしたリアル・サクセスストーリーです。主演は奈緒、脚本は森下佳子。リスクを恐れず挑戦する姿を描いた爽快な物語です。 

概要と特徴:
実話をモデルにした物語: 山口県萩市で、魚の直販事業「萩大島船団丸」を立ち上げた坪内知佳さんの実話を基に、シングルマザーの岩崎和佳(奈緒)が漁師軍団を率いる物語。

「ファーストペンギン」の由来: 群れの中で天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込む勇敢なペンギンから転じて、リスクを恐れず新しいことに挑戦する人を指す。

漁業の革命: 経験ゼロの和佳が、とれたての魚を直接飲食店へ届ける「魚の直販事業」を提案し、ベテラン漁師の反発に遭いながらも業界の常識を打ち破る。
爽快なヒューマンドラマ: 窮地に立たされた人々が、勇気ある女性リーダーと共に活路を見出す、笑って泣ける物語。 

ドラマは、坪内知佳さんの挑戦を描き、水産業が直面する現実的な問題もリアルに盛り込まれました。(生成AIによる要約)

まずはひとこと。

さすがは森下脚本

と言った感じで。

展開もテンポよく、ジェットコースターのように上がったり下がったり。期待を裏切りませんねぇ。

魚の直販という、既存の漁協業界において禁じ手のビジネスを成功させるサクセススートーリーではありますが、当然すんなり進むはずもなく。漁協というわかりやすい敵が出て来たり、さらにその背後を牛耳る、影の実力者の存在に最後の最後で邪魔をされたり。古い慣習をぶっ壊すのは苦労の連続ですね。

ただ、主人公の岩崎和佳(奈緒)が、専業主婦からいきなり社長になってしまう展開は、ちょっとご都合主義というか、「そんなに上手くいくわけないだろ!」と突っ込みたくなりましたが。

主人公のモデルになった坪内知佳さんについて調べてみたところ、中退ではありますが大学に入っているし(名古屋外国語大学)、山口県萩市へ移住後は、翻訳とコンサルティング業務を行う事務所を設立しているし、実業家の素地を感じさせる経歴の持ち主です。

さらに、福井出身で実業家一家の娘として生れるというバックボーンの持ち主。

萩市で翻訳・コンサルタント業を設立する前に離婚しているので、「シングルマザー」なのは事実ですが。この辺の経歴は、全くドラマに反映されておらず、和佳の背景描写が薄かったのが残念ですね。(ちなみに離婚した相手は最後まで出てこなかったのは敢えて?)

それにしても、和佳の息子・進が聞き分け良すぎてだね…。母親が社長業に邁進し過ぎて、誕生日も満足に祝えない状態というのは、胸が痛みました。(どこまで事実なのかは不明ですが)ママ友に助けられながら乗り越えていくのですが、やはり一人でポツンと母に放置される場面なんかもありましたね。ネグレクトとまでは行きませんが、それでも進くんは寂しかっただろうな。

ちなみに、ナレーションが進なんですよね。ちょっと大きくなって声変わりをしているのですが、時に息子視点で話が進んでいくのが面白かったです。制服を着る年代になって、漁村に戻ってきたシーンでは、泣いてしまいましたが。

【その他感想メモ】

  • 「ひろし、たかし、あつし」の「さんし」が繰り広げるおじさん'Sの物語も良かった。堤真一、梶原善、吹越満の個性的な3人が繰り広げるストーリーはずっと見ていたくなりますね。
  • 漁業のシーンで何か所かやけにリアリティがありました。本物の漁業シーンと組み合わせている?
  • 松本若菜の農林水産省の職員役がステキでした。ああ言うキリっとした役も似合いますね。
  • 新人漁師3人のうち、最もクセつよメンバーが残ったのは意外。殴られても、漁師を続けててえらい。
  • その3人のうち、一人は抵抗勢力の黒幕からの刺客だったわけですが、結局何だかよくわからないままサラッと経歴に触れただけで終わってしまったのはちょっと残念。尺不足か。
  • 農林水産省にもハートを持った職員さんはいるのかも知れない

困難があっても、皆で乗り越えていくわかりやすい展開で、コミカルな要素からしんみりする場面まで、泣いたり笑ったり忙しいドラマでしたが、私はこの手のドラマは好きです。見てよかった!