テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「銀河の一票」が最終回!いろいろ良かった(語彙力)

いやー想像以上に良かったですね!「銀河の一票」。
「野呂佳代が出るドラマにハズレなし」という都市伝説めいたエピソードも本当かも?!佐野亜裕美さん、蛭田直美さん、その他制作スタッフの皆様、さすがです。見た甲斐があった!

番組紹介
『銀河の一票』は、2026年4月20日から関西テレビ制作・フジテレビ系列の「月曜22時枠」にて放送中のテレビドラマ。主演は黒木華。 とある出来事で政界を追い出された選挙秘書が、政治素人のスナックのママをスカウトし「選挙参謀」として都知事選に挑む「選挙エンターテインメント」。

当初、スナックのママ・あかり(野呂佳代)が都知事になるというぶっ飛んだ設定に、そういうちょっとハズれた系のドラマにするのかなと思っていたのですが、回を重ねるたびに、なぜあかりが立候補を決めたのか、そこに至るまでのエピソードが出てきて、十分納得できるものになっていました。

登場人物それぞれの過去のエピソードが、チームあかり(チーム茉莉とも言える)の活動に集約され、広がっている様は、見ていて気持ちのよさがありましたし、ちょうどいい具合に泣かせてくるし。ワクワクとほろ苦い体験が交互にやってきて、心をギュッと掴まれる魅力がありました。

ただの票集めや駆け引きだけじゃない。
でもヒューマンドラマだけでもない。

ちょっとズレると、すべてが「やり過ぎ」だったり、ご都合主義になってしまいそうな設定でしたが、いずれもギリギリのバランスで、絶妙に「ありかも!」と視聴者に思わせる上手さがありました。選挙戦も、記者だけでなく、暴露系YouTuberを上手く使って情報を拡散させる手段など、令和ならではの手法も登場していました。

最後に、例の切り札を使う・使わないでいろいろありましたが、ラストの選挙結果と副知事のメンバーは、何となーーーく予想していた通りでしたね。

ここで、役者ごとの感想など。おもに脇を彩った皆様です。

シシド・カフカ(雲井 蛍役)

「ぶっ飛ばすよ」の決め台詞を持つ、元西多摩市長。かっこよかったですね。ハマり役。
シングルマザーのつらさや大変さ、仕事に責任感を持てば持つほど、自分の子どものことがおろそかになってしまうジレンマ。大いに頷けるものがありました。チームあかりの心強い参謀の一人。

岩谷健司(五十嵐隼人役)

通称「ガラさん」。
岩谷健司と言えば、普通のおじさん役をやらせたら右に出るものはいないのでは?と思うぐらい、私の中で定着していましたが、今回は違う。政界にパイプを持つかっこいいおじさん役でした。チームあかりに無くてはならない参謀役。ステキでした。

三浦透子(雨宮楓役)

一時、毎クール見かけていた三浦透子さん。何となく私にとって久々に見た人となりました。そういえば、以前佐野亜裕美さんが担当した「エルピス」にも出ていましたよね。(野呂佳代も)
あかり陣営の情報をうまくマスメディアに流してくれたキーマン。茉莉の理解者・協力者の一人でもある。

倉悠貴(藤堂昴役)

あかりの対抗勢力で都知事選本命候補・日山流星(松下洸平)の"デキる"秘書。突然、流星のネクタイ変更をさせたり、先回りして調査・報告書を用意したり、キレ者エピソードを遺憾なく発揮。なぜか最終回では、流星とカップラーメンをすするシーンがあり、与党の議員・秘書と思えない普通っぽいエピソードはよかった。そういえば、最近は大河ドラマにも出ていて、露出を増やしていますねぇ。

・・・

終盤、「銀河鉄道の夜」になぞらえたセリフがあちこちに出て来たのですが、残念ながらこの辺りがよくわからず。読んだことはあれど、何十年も前だからなあ。このストーリーを知っているか否かで、終盤の面白さが全然違ったのではないかと思います。

知らなくても十分楽しめましたが、自分的にはここだけ惜しかったなと。今、青空文庫で無料で読めるんですよね。

宮沢賢治 銀河鉄道の夜

最終回で、選挙前々日に「チームあかり」を抜けた茉莉でしたが、あかりの象徴だったピンクのスーツと、二人が出会った時に茉莉が着ていたピンクのスーツが、初回の伏線を回収していて、作り手の細かなこだわりが伝わってきて良かったですね。(ここだけじゃなく、あちこちに伏線回収やこだわりがあった)

最後まで完走できて良かったです。

「きれいごとじゃない。きれいなこと」

いいですね。こんな政治家が出て来て欲しいものです。