お金は人をこんなにも変えてしまうのか…?!
3000万を巡る攻防にハラハラドキドキ、目が離せない展開になっております。
【NHK土曜ドラマ公式】2022年、NHKで新たに立ち上げた
“脚本開発チーム”WDRプロジェクトから生まれた土曜ドラマ「3000万」。
ほんの少しだけ幸せな生活を求めただけなのに、気づけば泥沼にハマっていく…
その先にあるのは天国への階段か?それとも地獄への階段なのか?
クライムサスペンスでありながら、クスっと笑えたり、我がことのように共感できる、
いまを生きる人たちの悩みや空気感を生々しく取り込んだ、
スタイリッシュで、情熱的で、エモーショナルな没入感のあるドラマが完成しました。
https://www.nhk.jp/p/ts/9L69M8XJVX/
人生、誰しもいくつかの分岐点があり、そのつど判断をして生きていくわけですが、祐子(安達祐実)の場合、今のところすべてが悪手となっておりまして。3000万円を守るために選択してきたことが、結局は裏目に出ているところです。
勢いで家を買ったのもそうだし、ソラが入院している病院に微妙な変装をしてソラの逃亡をほう助したり、行き当たりばったりの短絡的な行動が目に付きます。一見うまく行ったと思っても、そのあと必ずピンチが訪れるし。(これがまた面白いんだけど)
ただ一つだけ、3000万が入った袋に祐子がGPSタグを仕込んだところだけは「意外とやるな!」と思ったのですが。←どれだけ3000万円に執着してるん?
今のところ、警察にはギリギリバレていないのですが、はなから佐々木夫婦を疑っている野崎(愛希れいか)が、ジワジワと真実に近づいてきているようだし、もう時間の問題という気も。
事件を追う野崎と奥島(野添義弘)が、祐子の息子である純一に再度真実をたずねに佐々木家へ来て。純一が事故現場から持ってきてしまった3000万円が、実は警察に届けられていなかったこと、そしてその闇のお金から自分のピアノを買ってくれたことを悟ってしまった純一が、泣きながら「何もなかった」と警察に嘘をつくシーンがせつなかったですね…。子供に嘘つかせるようなことをしてしまった親ってどうなのよ。
お父さんとお母さんが、頑張って買ってくれたピアノだから(200万円)、たくさん練習して伴奏者に選ばれたいと言っていた純一…。結構残酷なシーンが挟み込まれます。
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ソラを追っている刑事の一人、奥島が義光(青木崇高)と知り合いで、奥島の息子と義光がかつてバンドを組んでいたという繋がりがあったり、結構緻密に人間関係も構築されていて、しっかり見ていないと伏線を見逃しそう。そんなこともあって、毎度画面にくぎ付けになってしまいます。
第5回の予告編を見ると、闇の勢力についに見つかってしまった祐子が、どうやら「掛け子」として活躍しているシーンが出てくるっぽいんですよね。ひょっとしてコールセンター経験がそこで生かされて、案外よい成果を上げるのではないかと予想。
って、いよいよ犯罪者じゃん!
今までは、「犯罪」か「うっかり」かのグレーゾーンだったけれど、いよいよ本当に引き返せないところに行ってしまうんだなぁと。
栗原英雄の役柄に驚く
役者さんって、ホントすごいですね。
私の中での栗原英雄さんは、「危険なビーナス」の矢神康治役が印象深くて。あの時は無気味な役でしたが、実は「虎に翼」で裁判長の役をやっていたり、「鎌倉殿の13人」での大江広元 役だったりと、幅が広すぎて毎度驚いてしまいます。
今回は闇バイト組織の親玉的な役なので、完全に悪役ですが、ひょっとしたら、もっと上に何かの組織があったりするのかな?なんて思ったり。
いずれにしても、第5回もめちゃめちゃ楽しみです。