テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ブラックファミリア・全話視聴、まさかの最終回に背筋がゾッ<ネタばれあり>

今クール、初回から最後まで見た民法のドラマが「家政婦のミタゾノ」「ブラックファミリア」でした。

幸せに暮らしていたごく普通の家庭に、一つの不幸が訪れ、真相を突き止めるために、家族が一丸となって巨大権力に立ち向かうストーリーです。

番組公式サイトより

新堂一葉(板谷由夏)は、夫の航輔(山中崇)、2人の娘・沙奈(渡邉理佐)と梨里杏(星乃夢奈)、一葉の弟・優磨(森崎ウィン)と幸せに暮らしていた。高校生の次女・梨里杏の女優デビューが決まり、喜びにあふれる新堂家。

そんな中、梨里杏が学校の屋上から謎の転落死を遂げる。その裏には、政財界を支配し芸能界にも多大な影響力を持つ早乙女家の影がちらつく。一葉たちは愛する梨里杏の死の真相を暴くため、それぞれが別人になりすまして、早乙女家に近づき、復讐へ突き進む!新堂家によって、人もうらやむ名家・早乙女家は虚飾にまみれた家族だったことが暴かれて――!?

転落死した高校生の娘。自殺で片付けられてしまったのですが、遺族である新堂家では、他殺であるとし真相を突き止めるべくそれぞれ行動していく話です。

ミステリーとサスペンスの要素が入ったストーリー・・・・・・・のはずなのですが、身分を偽って早乙女家に入り込んだ一葉の正体がいつバレるのではないかに気を取られ、犯人捜しよりもそちらの方にハラハラドキドキする展開が多く、純粋にミステリーとして楽しめた要素が少なかったですね。

そういう意味では、ミステリーとしての作りが甘いというか緩い部分が随所にありました。振り返ってみると、釈由美子がゲストで出た回は必要だったのだろうか?と存在自体が意味がないのではないかと思うことも。

特に残念だったところ

主要人物の一人がセリフ棒読み

これはもうそのままなのですが、毎回登場する主要人物の一人がセリフ棒読みで大変残念でした…。

K-POPアイドル役がミスマッチすぎる

森崎ウィン扮するK-popアイドル風の変装が似合わなさ過ぎて、ストーリーに集中できなくなる場面が何度かありました。森崎ウィンが悪いわけではないのですが、なぜ濃い目の顔の彼にその役をやらせたのか。キャスティングした人を問い詰めたい。

パンツ一丁で筋肉美を見せつけるカリスマ実業家

カリスマ実業家役の早乙女秋生(平山祐介)が、家政婦として早乙女家に入り込んだ一葉に愛人になるよう何度か迫るのですが、ある場面ではパンツ一丁で筋肉美を見せつけるような回があり、集中できなくなりました。あれは狙った演出なんですかね。

安定の筒井真理子

これは残念なことではなく逆の話ですが、筒井真理子ってクセのある金持ちマダム役がぴったりですよね。エルピスに出ていた時は弁護士でキャリアウーマンでしたが、上流階級を演じたら天下一品かも。
実は結構好きな女優さんです。


最終回の最後の場面で背筋がゾッ

とまあいろいろ書いてきましたが、驚いたのは最終回の最後の場面。
早乙女家のメンバーの悪事が暴かれ、次々と社会的地位を失っていく中で、なぜか真犯人である葵(瀧七海)だけ、裁かれる場面もないし警察に行く場面もなし。

なぜ、なぜ、なぜ???

と思いながら見ていたら、日常生活を取り戻した新堂家の朝食の場面でなぜか家族の一員としてが加わっていたのです。そのシーンにゾッとしたのは私だけではないはず。

確かに、が真犯人だと分かった時に、強い復讐心を抑えて一生かけて償い、生きながら苦しむよう葵に伝えた一葉でしたが、そこからの流れで、新堂家の家族として暮らすことになったのでしょうか・・・。

まさかの展開にゾクゾクしながらテレビの電源を消し、モヤモヤしながら眠りについた最終回でした。

ミステリーとかサスペンスを超えて、ホラーな最終回でした。