テレビ雑缶

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ドラマ「最高の教師」3~4話の感想 ~嵐の前の静けさかも知れない~

引き続き、見続けているドラマ「最高の教師」。今回は3~4話の感想です。

↓1~2話はこちら

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3話感想

黒板に九条里奈(松岡茉優)への殺害予告が書かかれているシーンからスタート。これは1周目の人生ではなかった出来事。想定外のことも起こるようです。

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今回は鵜久森(芦田愛菜)と里奈の共闘も見どころの一つでした。
同じセリフを鵜久森と里奈でかわるがわる担当し、2つの出来事が一気に進行。前回の流れから、里奈と鵜久森の共闘はもう出てこないと思っていたので、油断していました…!いいシーンだった!

相楽琉偉(加藤清史郎)を中心とするいじめグループに、部室を占拠された工学研究会の眉村紘一(福崎那由他)と日暮有河 (萩原護)の2人が、里奈の言葉で目覚め、自分たちの居場所である部室を取り戻します。相楽たちに土下座しながら「お願いだからハブってください」と懇願する眉村と日暮のシーンはスカッとしましたね。

ちなみに冒頭の黒板に殺害予告を書いたのは、この工学研究会の2人。天井裏に設置した監視カメラのスイッチが切られていたことなどの状況から、早々に里奈がこの2人だろうと目星をつけていました。(リケジョか?)

もう一つの大きな進展は、優等生の阿久津由利(藤﨑ゆみあ)、東風谷葵(當真あみ)の二人と鵜久森が友達になれたこと。ずっとぼっちで里奈の1周目の人生では自殺してしまった鵜久森が、「二人と友達になりたい、かっこいいと思っていた」と伝えたシーンでは涙不可避で。こうして自分の気持ちを同級生に伝えることは、どれだけ勇気がいることだっただろう。それを口にできた鵜久森も、受け入れた阿久津、東風谷もよかった。

でもきっと現実には、こういう展開はそうそうないのではないかな…。残念ながら一度いじめ、無視のターゲットになると余程のことがない限り変わらない、あるいは次に別のターゲットが見つかるまでは現状のままなのが現実なのではないかと考えると、苦しい思いがこみ上げてきます…。

そういえば、公式のYoutubeチャンネルにアップされていたインタビュー風動画がすごくいいので、まだ見ていない人はぜひ。リアリティがあって、本当に皆さん、大学生として元気に暮らしている雰囲気が出ています。

▼眉村と日暮の3年後インタビュー

youtu.be

▼瓜生と向坂の3年後インタビュー

youtu.be

 

4話感想

最高の教師、第4話は江波美里(本田仁美)がフィーチャーされる回。「居場所」がキーワードでした。江波は最初からロングの金髪で目立っていて、いじめっ子軍団の1人。ただし、いじめっ子軍団の中での立場は決して強いものではなく、どちらかというと下っ端。その関係性の脆さにも不安を抱いています。

その容貌や言動から、訳アリの家庭だろうなと思ってしまうわけですが、やはり。

  • 姉(妹?)と比較される家庭
  • ご飯、食べてこなかったの?と言い放つ冷たい母

確かにこれは居場所がない。家に帰りたくなくなるのも頷けます。

最終的には、美里が幼馴染に騙されて付き合い、パパ活の片棒を担がされ、傷害事件を起こすという最悪の事態は避けることができたのですが、同級生の栖原(窪塚愛流)のセリフも良かったですね。「居場所にはなれないけど江波のいる場所にはいつだっていける」。
泣きたくても泣けなかった美里の号泣シーンは涙不可避でした。
(これで居酒屋メンバーがまた増えた?)

家庭ではついに里奈が人生2周目であることを、夫の九条蓮(松下洸平)に告白。信じられないとしながらも、それでもちゃんと里奈の話に耳を傾け寄り添う蓮氏は最高の夫であるな。この夫と里奈の友人がやっている居酒屋のシーンは、このドラマのオアシス的存在ですね。

そしていよいよ生徒にも里奈が人生2周目なことがバレそうな雰囲気があるのですが、どうなるのか?魔の2学期!

なお、卒業式の日に里奈を突き落としたのは美里ではないかというセリフがありましたが、個人的には違うような気がしています。