テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「最高の教師」 第7話感想 ~予想と違う方向へ物語は進む~

前回、鵜久森が不幸な形で人生を終了し、今回からその犯人捜しというか原因を突き止める展開になるはずでした。が!ふたを開けてみれば、多くの時間がホームルームのシーンという予想の斜め上の展開。

しかし、そこには1周目の人生とは絶対に違う人生を送ると決めた九条の決意や、亡くなった鵜久森に託された事を成し遂げようとする強く固い意志がありました。

そんな姿勢に周りも感化されたのか、周囲の先生方も「何でもします」と生徒に宣言し、真実に近づくための努力を惜しまない姿勢に。一番驚いたのは事なかれ主義の筆頭と思っていた教頭が、「何でもします」と3年D組の生徒の頭を下げたこと、そして記者会見でもしっかりその姿勢をマスコミに伝えたことでした。ちゃんと血の通った人だった…!荒川良良で泣く日が来るとは思わなんだ…!

ラストの方で一気に真相に近づくような場面が登場しましたが、あれは信じていいものなのか?浜岡を犯人のように仕立て上げる罠なのか、ミスリードを誘うためのものなのか…。

鵜久森の転落死の原因は浜岡なのか?

浜岡は確かに、いじめ軍団の相楽と仲がよく、4話では幼馴染の江波に好意があるふりをしてパパ活サービスに引き込もうとした悪党ではありますが、鵜久森が呼び出された場所に行った時に「あなただったのね」というセリフを言うんですよね。浜岡と鵜久森って接点があったっけ…?
(見逃しているかも知れませんが)

その反応から、鵜久森がよく顔を合わせる意外な人物と言う気がするので、7回の最後に星崎が東風谷に、浜岡がわざわざ制服を着て現役生徒に紛れて登校するシーンを見せたのは、ミスリードを誘うためという気がしています。

とは言え、あの辺の軍団には悪党でいて欲しいので、やはり浜岡であって欲しい気もしなくもない、複雑な気持ちです。

星崎が犯人であってほしくない(個人的に)

SNSでは星崎が犯人説も出ています。

九条と鵜久森が2周目だということも知っているのではないか。
本人も実は〇周目なのではないか。
普段カメラを持ち歩いているので、いろんな人の秘密を知っているのではないか等々。

いじめ軍団の一員ではないにしろ、何らかの取引があって鵜久森を呼び出すことになったと考えられなくもないのですが…。個人的には犯人であってほしくない人物の一人なんですよね。飄々としてどこか憎めないというか。(考察じゃなく完全に個人的感情)

ひとまず、鵜久森を呼び出すのにWordかパワポで文字を打って、それをプリントするスキルと知恵がないといけませんので、そうなるとパソコンを持っている星崎が怪しいとも言えなくもない…。いやいや、今時は学校にパソコンルームがあるはずだから、基本操作さえできれば誰しもが該当するか。

などなど、考えるとキリがないので、この辺にしておきます。鵜久森事件もさることながら、卒業式に九条を突き落としたのは誰なのか、2周目の人生でも起こるのか問題もまだあります。

残り少なくなってきた中で、すべての伏線は回収されるのでしょうか?ドラマ「テセウスの船」のように、最終回の最後の15分にすべてが詰まっていた!的な感じになったりして。