テレビ雑缶

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ドラマ「最高の教師」 第9話感想 ~緊迫する場面の連続に涙不可避~

ドラマ「最高の教師」第9話では、鵜久森が亡くなった原因がいよいよ解明。いろんな人が考察していた通り、西野とその取り巻き軍団3人が関係していることが判明しました。

このドラマの特徴の一つとして、「一人のセリフが長い」があるのですが、今回は殊に「人の死」に関わるテーマということもあり、長いセリフかつ緊迫する場面の連続でした。

西野とその友人ら3人で、罪の呵責に耐え兼ねビルの上から飛び降りようとするシーンで、3年D組のクラスメートが止めに来る場面。ここまでスポットライトを浴びてこなかった級友の言葉。役者さんの熱演が伝わって来ました。

問題の3人が教室で贖罪の弁を述べるシーンでは、担任の九条(松岡茉優)が押し殺した、でも腹の底から絞り出すような声で「っざっけんな…!」と放った時には、心底の怒りが伝わった来ましたし、鵜久森の母(吉田羊)が途中で教室に入ってきた時のセリフも涙なしではみることができませんでした。

いくら犯人がわかっても、どんなに謝っても鵜久森は帰ってこないですからね…。遺族はその無念さや理不尽さ、悲しみを背負って生きていくしかない中、「絶対に(亡くなった娘のことを)忘れないでやって欲しい」の言葉には、母親からのさまざまな思いがこめられていて、涙が止まらなくなりました。

こうして大きな出来事が一つ区切りがついたところではあるのですが、この件に関して黒幕がいる説が急浮上。前々から怪しいと言われていた「星崎」が実は鵜久森事件に関与しているのではないか、そして1周目の人生で九条を突き落とした人物ではないかと考察されています。

・キャスト一覧の順番が3番目(ドラマファンの中では3番目が犯人説あり)
・ちょこまか出番がある星崎をピックアップした回がまだない
・化学準備室にビデオカメラを仕掛けるなど、星崎じゃないとできないことがある
・星崎も〇周目の可能性がある
・言動の端々にサイコパスみを感じる

などなど、その行動を追うと、確かに挙動不審だったり、一人だけ感情が読みにくい場面があったりします。(この辺はYoutubeに考察動画がいくつかあるので、ぜひ参考にして欲しい)

最終回に向けての注目ポイントとして

・星崎が本当に黒幕なのか
・九条は卒業式で突き落とされるのか、違う運命が待っているのか
・もし突き落とされるとしたらそれは誰に?
・九条の夫・蓮は人生何周目?

などがあげられるでしょう。
とにかく、見る方も緊迫感を持って視聴するので、ここ最近はあっという間に時間がたってしまいます。