テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「最高の教師」ついに最終回!九条をつき落とした犯人が判明するも回収しきれない伏線も


ついにドラマ「最高の教師」が最終回を迎えました。

謎解きや考察の要素はあったものの、振り返ってみるとヒューマンドラマでしたね。創作なので、「そうは上手くはいかないだろ!」と突っ込みたくなる箇所もありましたが、毎回泣かされながら視聴しました。

最後にして最大の疑問が、「卒業式に九条里奈(松岡茉優)をつき落とした人物」でしたが、これは多くの人の予想通り星崎透(奥平大兼)でした。ちょっとサイコパスみがある星崎でしたが、景色がモノクロに見える、人と同じことができない等、彼なりに生きづらさや悩みを抱えてきたことが垣間見えます。

この場面で、九条が星崎を思いとどまらせるために話したセリフが、わりと陳腐な内容だったのですが、これは「敢えて」なのかも知れないと後から思ったりしました。今の星崎には、どんな言葉をかけても響かないだろうから、敢えてありきたりなことを言ったとか。(考えすぎ?)

その後、飛び降りる星崎を腕一本でつなぎ止め、里奈の夫・蓮(松下洸平)の助けもあって引き上げた時に、モノクロの世界がカラーになったことから、結局、何かの「行動」や「出来事」でしか星崎を変えることができないと、里奈はわかっていたのかも知れません。

星崎を演じた奥平大兼の演技も話題になりましたね。
「星崎にしか見えない」。

役になりきっていたというか、星崎が現実にいたら、こんな感じだろうなとか。そういえば星崎みたいに飄々とした人って、クラスに一人ぐらいいたかも知れないなあと、学生時代を思い出したりしていました。

www.youtube.com


『【スピンオフ】3年後の僕たちは~星崎透~』の動画では終盤で泣くシーンがあるのですが、これはもう演技の域を超えているとしか思えません。
まだ見ていない人はぜひ!

それにしても「九条蓮、犯人説」をとなえていたのは誰ですか!!一定数、この説があったことに驚きを禁じ得ません。禁じ得ませんぞ!!!
一家に一人いて欲しい九条蓮!

そして「キャストリストの3番目が犯人説」は正しかったことを、このドラマでも証明しました。(この法則は覚えておこう)

鵜久森が1周目と同じ日に結局なくなってしまったことは心残りですが、それがあってよりクラスの結束と、大切な人の志を繋いでいくという強い気持ちが芽生えたともいえるので、無駄死にではなかったと。そう思わないとやってられません。

伏線が未回収のまま終わってしまったところもありましたが、毎度引き付けられるドラマでした。

  • 校長先生って誰だったのか
  • 予告編にはあったのに、本番のドラマではなくなってたシーンも
  • 脚本家の「ツバキマサタカ」とは?(検索しても情報がない)
     ↑実はこれが最大のミステリーかも

最後に「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」の「■」は「託」でした。<完>