テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「最高の教師」5話の感想 ~圧巻だった文化祭での歌唱シーン~

九条里奈(松岡茉優)のタイムリープで始まったこのドラマ。実は生徒の鵜久森(芦田愛菜)も2周目だとわかり、更に「共闘」的な展開になっていきます。そんな中、今回フィーチャーされたのは個性的な髪形やメイクで目立っていた瑞奈ニカ(詩羽)。九条から文化祭のステージ責任者として瑞奈が指名されます。しかし本人は、プロとして活動しているし、そんな暇はないと後ろ向き。

しかし九条の親友から話を聞いて、結局やることに決めるんですよね。この辺の変節については、ちょっとあっさりしていて拍子抜けだったのですが、「やる」方向で進まないと物語が進展しないから、ここはしょうがないのかなと思ったり。

文化祭はトラブルに見舞われながらもなんとか開催にこぎつける訳なのですが、ステージの最後で瑞奈が歌った椎名林檎の「17(セブンティーン」が圧巻過ぎて涙が出てしまいました。最初は歌だけ吹き替えかな?と思ったのですが、瑞奈役の詩羽さんは「水曜日のカンパネラ」のメンバーだったんですね…!そりゃ上手いわけだ。ドラマでこんなに素晴らしい歌唱シーンを視聴できるとは思わなかったので、いい意味でサプライズでした。

鵜久森の「今回は」のセリフで広がる「3周目疑惑」

文化祭前のトラブルが起きたときに、もうダメだと諦めるクラスメートに放った「今回は1週間あるから…」のセリフに3周目疑惑が浮上。

というのも、鵜久森は1周目で自殺しているんですよね。九条のセリフから、5月以降不登校になるということだったので、てっきりその頃になくなっているものだと思って我々は見ています。だから、鵜久森は文化祭は未経験のはず。それなのに「今回は」とまるで前回の様子を知っているような言葉が出てきたので視聴者は「あれ?3周目?」となったんですよね。

結論としては、不登校になったのは5月だが、鵜久森が自殺するのはもっと後だっただろうということ。時期は不明ですが、少なくとも文化祭が過ぎてからだったのは間違いなさそう。葬儀のシーンで映る九条の喪服が冬用では?と推察できるので、2周目なのは間違いないはず。(公式サイトにも「2周目」と明言されている)

この部分、もしミスリードを狙って作ったとしたら上手過ぎですよね。まあ、こういう混乱も含めて面白いのがドラマの醍醐味。

そして、ラストシーンで東風谷(當真あみ)から「好きかも」と告白される鵜久森。この辺も1周目の自殺と関係ありそう…。

この辺りも含めて考察を深めつつ次の回にのぞみたいと思います。

↓予習動画(楽しい出来事の後は・・・フラグですね・・・)