超懐かしいドラマ「素顔のままで」(1992年・フジテレビ・月9)がTverで無料視聴できるというので、8-9話を見ました。
- 北川悦吏子、脚本
- 主題歌は米米CLUB「君がいるだけで」
性格も育ちも正反対な優美子とカンナが、ひょんなことから同居生活を始め、お互いに新しい自分を発見していく。女同士の友情を描いたストーリー。
まずは、ざっと主要キャストへの感想を。
- 安田成美 美しい
- 中森明菜 貴重な女優映像
- 東幹久 最近見なくなった
- 的場浩司 いいやつすぎる
- 児玉宏 優美子の父で上品なお父様
Tverで発見した時は夢かと思いましたが、昔大大大大好きだったドラマでした。お嬢様育ちの優美子(安田成美)とちょっとヤンキーでプロダンサーを目指すカンナ(中森明菜)が、友情を育んだり、一人の男性を巡って仲たがいしたり、それぞれが夢を追いかけたり。文字にすると、よくあるドラマの設定だな~とは思うのですが、旬の役者が出ていたし、今よりもだいぶ若かった自分の心にはビンビン響くストーリーでした。
このドラマを見て図書館司書に憧れたんですよね。(そういえば、図書館司書の資格を持っていたことを今頃思い出しました。)そして、女同士の友情が決裂する原因になったかずや(東幹久)の優柔不断さに、イラっとしたことも思い出し…いろいろこじれた原因はこやつであったなあと。
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スマホも携帯もインターネットすらない時代。それでもちゃんとコミュニケーションが成り立っていて、待ち合わせもできて、でもやっぱりたまにすれ違ったりもする。そんな時代です。
固定電話、カセットテープ、メッセージの書き置き、扉に貼られた手紙…
すべてのコミュニケーションがアナログでした。
看護師さんの制服も、なんだか懐かしい。白衣のワンピースにナースキャップ…昨今、こんな看護師さんをお見かけする機会も少なくなりましたよね。
劇伴と沈黙と
そして、劇伴がめちゃめちゃいい。
音楽に泣かされると言っても過言ではありません。
まず、オープンニングの「たとえば~ 君がいるだ~けで~♪」と流れて来ただけで、もう胸がつまりそうになるし、ドラマのあちこちで挿入されるBGMもいい。
もう一つがよい沈黙。
特に9話でセリフのないシーンが長く続くのですが、それがすごくよくて。最近のドラマはセリフが多いのか、展開がせっかちなのか、そう言うドラマばかり見ているからか不明ですが、ガチャガチャしている印象だったのですが、映像だけのシーンで、心の移り変わりや葛藤がちゃんと描けてて、そこもすごくいいなあと思いました。
当時、大好きだったシーンは時を経てもやっぱり好きで、同じところで号泣してしまい、ある程度セリフまで覚えていた自分の記憶力が思ったほど衰えていないことに驚きました。
- 1991年 東京ラブストーリー
- 1992年 素顔のままで
たった1年しか違わないのに、東京ラブストーリーの方がすごく古く感じるのは、前者の方が当時の時代を象徴するアイテムや仕草が多かったからでしょうか。何度も登場する固定電話、くわえ煙草、缶のドリンク、カチューシャ、古い型の車に家電…よかったら、コチラ↓のページも見てみてください。