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ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」第7話感想　～悪役にもそれぞれの事情があるのだな

ドラマ

第7回ではクソオブクソとして描かれていた人たちの別の側面が描かれていたのが印象的でした。

サチの別れた父親は、邦子とサチが暮らす家から漏れてくる楽しそうな声やあかりを眺めながら「なんでこうなっちゃったんだろうな」と寂しいそうにつぶやくシーンが。

翔子の兄が翔子に冷たくあたるのも理由があったんですね。
翔子がタトゥーを入れたことで母親が壊れてしまい、兄弟で世話をしている現状…。

サチのバイト先では、急に人が辞めてしまいます。店長から懇願されサチのシフトが図らずもフルに。でも実は仕事の面ではサチは店長のことを尊敬していて…と洗い場で告げる場面は良かったですよね。
「仕事以外はクソ」ってセリフには、声を出して笑ってしまいましたが。

そして、この中でもトップオブクソではないかと思われる若菜の母(矢田亜希子)は、無人になった富士子と若菜の田舎の家に着いて茫然としていました。
手土産持参で、心境の変化でもあったのかなと思わせるところではあったのですが、自分に内緒で2人が家を出て行ったことに腹を立てて、結局はお土産をたたきつけてしまうんですけどね。

ただ、このあと近所の人から引っ越し先を教えてもらっているはずなので、またまた一波乱ありそうですが。(怖い…！）

カフェの準備を少しずつ進めながらも、主要人物の背景がまたもや丁寧に描かれます。

過去と現在の繋がりの書き方がすごく自然でいいですよね。
これが岡田脚本の醍醐味なのかなあと思いながら毎週楽しみに見ています。

今回、クソオブクソな人たちが暗躍すると思いきや、それぞれの心情や状況を描いて終わりというホッとするというか拍子抜けの回でもありました。あとでドカン！と嫌な出来事が重なるとかじゃなきゃよいのですが。（油断は禁物）

テーマ曲もすごくいい。ドラマと合っていて、悲しいできごとがあっても、どこか希望を感じさせるこのドラマの世界観が好きです。