テレビ雑缶

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NHK新BSプレミアムドラマ第一弾「仮想儀礼」がめちゃくちゃ面白い! 3~4回目の感想:宗教ビジネスが軌道に乗り始める

https://www.nhk.jp/p/ts/VJLNY6JVVM/

たまたま1~2回のダイジェスト版を見る機会があり、興味を持ったのがNHK・BSプレミアムドラマ「仮想儀礼」

職を失った公務員と会社員の男性2人で宗教ビジネスを立ち上げる話。最初はインチキくさいのですが、おもしろいことに段々信者が集まってくるんですよね。半信半疑の人や「インチキだ」と離れていく人もいるのですが、ちゃんと救われる人も出てきます。(膝の痛みが直ったとか)

あげく、とある儲かっている会社の社長が信者として加わり、お布施で大枚をはたいたり、教祖役の正彦(青柳翔)を会社のイベントに読んで講和をさせたりと、太客(!)になったのが4回目の話。

 

最初はお布施も数千円ですが、イベントでの講和では現金で200万円を手にし、ちょっと金銭感覚が狂ってきたのが最新話の大きなエピソード。教祖役の引っ越しの時には信者が手伝いに来たりして、着々と教団コミュニティを築いていく様子が描かれています。

宗教の作り方とか広め方って、ちょっとマーケティングの要素が入っていて、お仕事ドラマ的な感じで面白く見ているのですが、現実の世界では社会問題になっていることもあり、地上波で扱うのは難しいのかも知れません。(だからBSなのだと思いますが)

以前、読んだ「完全教祖マニュアル」(ちくま新書)を思い出しながら、視聴しています。久しぶりにまた読んでみようかな。

 

 

原作あり。篠田 節子さん著、2011年5月28日が発売日です。
https://amzn.to/3GZcWRL 

【公式より、あらすじ】
元・エリート公務員・正彦(青柳翔)と元・ゲーム会社社員・誠(大東駿介)は、ある日突然職を失った。
やけっぱちで始めたのは、「宗教」という名の「ビジネス」だった。
適当につけた教団名「聖泉真法会(せいせんしんぽうかい)」のホームページを立ち上げ、正彦は「教祖」となる。
全てを失う前に二人で開発しようとしていた、宗教がモチーフの壮大なゲーム「グゲ王国の秘法」がお手本だ。
チベットの密教など様々な宗教を継ぎはぎにした教えを基に、身の上相談から始めると、思いのほか人々が訪ねてくる。
儀式の作法や、ワインボトルを石膏で固めたハリボテ本尊の用意など、その場しのぎでなんとか切り抜けていた。

しかし、ある企業の社長がパトロンとなった事から、「聖泉真法会」は飛躍的に成長する。
教団施設の提供、多額の献金……信者の数は気付けば5000人を超えていた。
正彦は、当初の目的である「金儲け」に成功する。
だが、素人である自分を心の底から信じる信者達の存在や、教団が大きくなっていくことに戸惑いを感じていた。

そんな中、信者達が独自の解釈で「教義」を発展させ、教団は思いもよらない災難に巻き込まれていく……。