テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

ドラマ「わたしの宝物」が最終回!結局、冬月とは何だったのか…

ドラマが気に入っているというよりは、続きが気になって見続けた「わたしの宝物」が最終回を迎えました。皆バラバラになってそれぞれの人生を頑張るという結末を予想していたのですが、全然違いましたね。

結局「冬月」という存在は何だったのか、ひどいモラハラはほんの半年間の「イクメン」で許されるのか、コミュニティークラッシャーの後輩と引き続き人間関係が続くのかともやもやが山ほど残りました。

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最終的にどうなったかというと、この図が大変わかりやすいかと思います。

宏樹の計らい(策略?)により、思いがけず公園で二人+栞で会うことになった美羽(松本若菜)と冬月(深澤辰哉)。そこで、栞の父親は冬月であることを告白するのかと思いきや、「栞はわたしの子」と告げて父親のところは曖昧にして逃げた美羽。うまいな。

ただ一度だけ、冬月が栞を抱っこできて家族みたいな半日を過ごすという思い出作りで終わってしまったわけですが。

当然、冬月と家族としてやり直す未来などがなかったことは予想できますが、父親であることは隠したままにする決断をしたんだなと、ちょっと意外な展開に軽く驚きつつ話は更に進んでいきます。

さっさと結論から言うと、美羽が宏樹(田中圭)との離婚届を役所に提出する寸前で、「ちょっと待ったああああああ!」状態で駆けてくる、テッパンの演出が。美羽も冬月に思いは残しつつも、この半年間のイクメン宏樹の側にいて、夫婦の愛情が復活していたようで、離婚は中止。托卵と知りつつも、栞を一緒に育てることにした宏樹の決断は天晴れですが、美羽にとってあまりにも都合のよい展開に若干興ざめ…。

あと美羽は後輩に子供を預けすぎではないか?「そんなところ、子連れでも行けるじゃん!」と思うような場面でも、後輩に預けるし、しかもその後輩が原因で周囲の人間関係が壊れ始めたというのに。不思議です。

そんな中、最後の最後までいい人だった喫茶店のマスター(北村一輝)。何だか北村一輝の使い方がもったいないような気もしたけれど、全体的に殺伐とした話の中のオアシス的な役割で「いてくれてありがとう」という気持ちです。

最後に美羽にふられる?形になった冬月が莉紗(さとうほなみ)をたずね、また一緒にアフリカで仕事がしたいとか言う始末。はぁ、へぇ、そうですか。あれだけソデにしてきた莉紗に対して、美羽にふられてすぐにそういう行動を取る冬月も謎だったし、個人的には莉紗のようなタイプとは友達になれそうもないな。この二人には、視聴者をイラっとさせる役割を担ってもらったということなのかも知れません。だとすれば、私のこの感情も制作側の意図通りなのかも。

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ということで、皆バラバラではなく、それぞれの場所に戻った?というのが近い答えですかね。

↓お疲れ様でした!

フジテレビのドラマを見たのは、久しぶりのような気がします。