テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

TBSテレビ 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第2楽章の感想 〜またも既視感のある設定と縮まらない距離〜

新木優子に歌わせると決めたのは誰だい?
まさか飲食店のシーンで、非常に不安定な気持ちになるとは思わなかったです。声はきれいだったけど、音程と腹筋の使い方が残念だった…。あれは音楽に携わる人の歌い方ではなかった…。
よく事務所がOKしたなとむしろ感心しましたが。

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さてさて「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の第2章の感想です。

相変わらず険悪な父娘。今回は最後の最後に父(マエストロ/西島秀俊)が作ったヨーロッパのスイーツに美味しいと反応し、多少は距離が縮まってきた気がしなくもないのですが、引き続き父娘が険悪になる原因についての詳細には触れず。これは引っ張れるだけ引っ張るつもりなんですかね。

またもリバオケとかぶる設定

オケにチェロ奏者が足りないということで、以前CDも出したことがあるのに表舞台から消えてしまったチェロ奏者の蓮を、マエストロと団員でスカウトしに行きます。

今は人前で演奏することはやめ、父親が経営する工場で働く蓮。最初は頑なだった彼が、マエストロの人柄や再び演奏に楽しさに触れ、最終的には団員に加わる流れについてはある程度読めていたものの、過去に響(芦田愛菜)のバイオリンの演奏を聴いて、音楽に目覚めたシーンなんかは、まるでリバオケではないか。市民オケの指揮者に急遽就任した朝陽(田中圭)が、何年も前に自信をなくていた時に初音(門脇麦)のバイオリン演奏を聴いて、吹っ切れるきっかけをつかんだあのシーンが蘇ってきました。

そうえいば、新木優子のキャラクターもリバオケの瀧内公美が演じていた役と似ていますよね。楽器は違うけど。音楽を題材にすると、どうしてもそうなってしまうのだろうか。

チェロ奏者役の佐藤緋美は、浅野忠信とCHARAの息子だそう。

ウイリアムテル序曲ってそういう曲だったんだ

ウイリアムテル序曲は何度も聞いたことがありましたが、有名なフレーズしか頭になかったので、チェロのソロがあることは知りませんでした。冒頭から聞いてみると、悲劇的な部分と軽やかな部分の落差があって思いのほかドラマチックな曲なのだなと思いました。

マエストロの指揮は相変わらず突っ込みどころ満載ですが、気持ちよさそうにタクトを振っているので、いましばらくは不問に付すことにしよう。

 

↓「最高の教師」で芦田愛菜と同級生役だった當真あみ。今のところ二人の直接の接点はなし。(間接的にはあり)

前回の最後で、マエストロの奥さん(石田ゆり子)と団長(玉山鉄二)が仲睦まじく?食事をしているシーンがありましたが、不倫とかそういうことではなかったようでひとまず安堵しました。ただし、その動きはまだまだ謎が多い模様。

↓次回の予習をしよう