テレビ雑缶

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TBSテレビ 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第1楽章の感想 〜既視感ありすぎの設定だが日曜劇場を信じる!〜

TBSテレビ 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』が始まりました。毎週日曜よる9時放送。出演は西島秀俊と芦田愛菜。

天才指揮者だったが
“ある事件”で家族も音楽も失った父親と
そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘が
地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し
親子の絆と人生を再生させていく
とびきりアパッシオナート(情熱的)な
ヒューマンドラマ!

公式サイトより

初回の感想としては、リバーサルオーケストラ(リバオケ)とかなり設定がかぶり過ぎているということ。オケがテーマだと、どうしてもこういう構成になっちゃうんでしょうかね。

  • ヒロイン響き(芦田愛菜)が天才?バイオリニスト
  • 何かのきっかけで音楽をやめてしまう
  • 地元の市役所に就職、配置換えで市民オケに関わる部署へ
  • 潰れそうな市民オケが、海外から凄腕の指揮者を呼んできて立て直しを夢見る
  • 補助金打ち切りで市民オケの解散が決まる ※ここはリバオケと少し違う

設定が違う部分としては、

  • バイオリニストだった響と世界的な指揮者が親子(父子)
  • その父もあることがきっかけで指揮者を辞めてしまったこと
  • 響は父を恨んでいる

とにかく響(芦田愛菜)が感じ悪くて、いや〜な娘役を演じています。
何かのきっかけで関係がこじれ、そして恐らく恨みがあって、5年会わなかった父と突然暮らすことになったら、そりゃそんな態度にもなるかもしれませんね。

リバオケは初回に一旦盛り上がりのピークがあるという斬新なストーリー構成。その後は団の立て直しを図りながら、主要メンバーの群像劇を通して、人間と団が再生していく物語でしたが、さよならマエストロは、もっと音楽を掘り下げるというか、指揮者と団の関係や音楽性について描かれていく感じがしています。

群像劇的な部分も出てくるかもしれませんが

  • 父と娘
  • 夫婦(家族)の関係

など、主要人物の人間関係がすでに大きく拗れているので、その辺りの心境の変化や取り巻く状況の描写が軸になるのかな。

それにしてもキャストが主演クラスで豪華!石田ゆり子、宮沢氷魚、玉山鉄二、西田敏行等々…。映像も映画のように奥行きがありますよね。さすがは日曜劇場だなあと感心しつつ視聴しました。

そしてラストに衝撃が!思わず

え?

あ?

う?

と声が出てしまいました。まさかのまさかのシーンが挟み込まれていましたよね。何かわけがあるのかも知れませんが、5年前のできごとも含めて謎だらけの初回、この後の展開も楽しみです。

余談ですが、玉山鉄二のビジュアルに驚き。まるで公務員そのもの!玉山鉄二だと気づくまで随分時間がかかりました。

次回の予習をしよう。