テレビ雑缶

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TBSテレビ 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第6楽章 ~あっさりしていた晴見フィルのラスト~

第6楽章は打って変わって、よかったですね!晴見フィルにフォーカスした話だったので、やっと見たかったストーリーが展開されたという気持ちです。(夏目家の話は本当にイラっとしました)

個人的には、推しの新木優子の出番が結構あったし、人物の背景も知れたし、カルメンの衣装も素敵でした。
最後にコンマスが指揮をしたシーンはジーンとしましたね。

しかし、全員違うステージ用の衣装って、じいちゃん(西田敏行)ってば、どんだけ資産家?!それなりにお金がかかると思うのですが。

それにしても晴見フィルの「最後のコンサート」が結構あっさりしていますね。取り組みや練習シーンが1話だけって寂しいし、マエストロの謎の蘊蓄も登場しなかったし。

最終的に満席になったのはよかったのですが、結局晴見フィルの話は、このドラマのサイドストーリーでしかないのかな?とも思ったり。次回は、俊平が海外へ行くかどうか迷う話のようだし・・・。

ちなみに、オーケストラが解散になっても市民オケとしてやっていく方法はあります。練習場所と打楽器や大きな楽器の確保さえ何とかなれば、行政の施設や公的施設を借りながら運営しているところってたくさんありますし。(要はサークル形式)

団員と団費を集めて、定期的に練習機会を設ければ、年に1回は定期演奏会もできるはず。本気を出せば、アマチュアのオケとして晴見フィルは存続できます。そういう風に描くかどうかはわかりませんが、夏目家のできごとに尺を取ったせいか、あまり団員同士の交流や結束に触れる時間がなく、「晴見フィルよ永遠に!」という視聴者の気持ちを醸成できていないのではないかと思うのです。(リバオケの玉響のように「終わって欲しくない」という空気には現時点ではなっていないと思われる)

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ところで5年前のできごとって、前回チェロの羽野が語っていたあの話のみ???だとしたら肩透かしもいいところ。衝撃でもなんでもなかったのですが…。今後、どこかの回で再度触れることがあるのか、あるいはもう無きもののように扱われるのか。この辺はとっても不満!

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