テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

NHKドラマ「悪女について」後編 〜主人公がもし田中みな実じゃなかったら…

前編に続いて後編も視聴したNHKドラマ「悪女について」。ふと考えてしまう。主人公の富子役は別の役者さんの方が良かったのでは?と。それはひょっとしたら、田中みな実が私の中では、「あなたがしてくれなくても」の楓のままだったからかも知れません。

「悪女について」の原作は有吉佐和子。TBSで1978年にドラマ化され、2012年にもリメイク放送されています。そのときの主人公は、沢尻エリカだったとのこと。

  • 地味で清楚なお手伝いさん
  • ゴージャスで男を手玉に取るやり手女性経営者

この2役を行き来するのは、確かに沢尻エリカの方がイメージしやすそう。

あと、今回は45分×2回では尺不足感が否めないと言うか。
原作は読んだことはないけれど、一応話の大筋は把握できる。しかし、富子がのし上がっていくエピソードはもう少し丁寧に描いて欲しかった…!そこが一番面白いんじゃないのかな。

時代設定も原作に近いものにして、じっくり描けば面白いドラマだったと思うのですが、誰にも感情移入できないまま気がついたら「えっ終わり?!」という感じでした。

中途半端で残念でしたね。
また機会があれば、今度はしっかり尺と取って中途半端じゃないドラマに仕上げていただきたいものです。