テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

NHK朝ドラ「虎に翼」~最高の「ごきげんよう」をありがとう!第13週を終えて~

途中で脱落することなく「虎に翼」を見ています。
最近、寅子らしさがあまり描かれていない気がしますが、家裁の仕事が忙しく、それどころでは無いからなのでしょうか。ちょいとさみしさを感じます。

・・・

そんな中、第13週は梅子(平岩紙)の神回がありました。遺産相続で大もめにもめる大庭家の話し合い。梅子がことさら可愛がり、心のよりどころにしていた三男が、まさか亡き夫の妾と恋仲になっていたという大どんでん返しがあったり。

ついに梅子も諸々ブチ切れて、大庭家と縁を切ることに。
高笑いしながら「ごきげんよう~!」と出て行く梅子にスカッとするという展開でした。あの「ごきげんよう」が印象に残り過ぎて忘れられません。最高のごきげんようをありがとうございます。さすがです。

あの席で、梅子が出ていくことにした時に、よね(土居志央梨)がほんの少し笑ったのも良かった。普段滅多に笑わないよねだったので。

それにしても、平岩紙が、埋没する役で終わるわけがないと思っていたけど、こんな形でストーリーに絡んでくるとは…!天晴れであります。

大庭家の相続の件、私だったら絶対に放棄せずに頑張っちゃうと思うけど

・亡くなった旦那には長年妾がいて
・でも介護要員として離婚も許されず
・心の支えだった三男は、夫の亡きあと妾と恋仲になり

と、自分の人生って何だったんだろうと自暴自棄になってもおかしくない中、スパッと全てを手放すことに決めた梅子に拍手を。そして、梅子の唯一の心のよりどころで、素直に育ってきたと思われた三男が、実は一番最低なヤツだったというオチに涙…。

梅子自身は、弁護士にはなれなかったけれど、結果的に法律を学んだことが、ちゃんと自分の人生に役に立っていて、人生には何一つ無駄なことってないんだなと改めて感じました。

そうそう。ここ数回、花江(森田望智)の動向に心がザワザワしていた視聴者ですが、道男の件は意外な形で決着。花江の心を占めていたのは、やはり戦死した夫・直道だったという。花江の相談相手が梅子なのもよかったし、ホッとしながら次週にのぞめそうです。