テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

NHKドラマ「燕は戻ってこない」 誰にも感情移入できないのに、どうにも続きが気になってしまう

心がザワつくドラマ「燕は戻ってこない」も、いよいよ終盤に差し掛かって来ているわけですが、それぞれの主張がぶつかり合い、相変わらず誰のための何のプロジェクトなのだろう?とモヤモヤする展開に。
誰にも感情移入できないのに、続きが気になってしまうのは、毎度何が起こるかわからない面白さがあるからでしょうね。

リキが宿した子供の本当の父親は誰なのか、出産した後、本当に子供をすんなり手離せるのか?興味は尽きません。

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登場人物の各主張は次の通り

■悠子(内田有紀)
当初、リキの子の父親が誰かわからない問題は、秘密にすると言っていたのに、あっさり基に告白。本来、リキの出産が終わったら子供を引き取り、基と再度籍を入れなおす予定だったが、基とは本当に別れたい、リキとそのまま夫婦になればいいと言い出す。
やはり血がつながらない子供を育てることには無理があるか…。

■基(稲垣吾郎)
リキの子供が自分とは血がつながらい可能性があることに愕然とするも、結局は誰の子でもいいから、自分の子として育てたいと言い出す謎。あんなに遺伝子にこだわっていたのに、いいのか?
母・千味子(黒木瞳)の進言により、悠子と復縁ができない場合、リキを育児要員として1年間いてもらう(雇う?)ことを提言するも、リキには自分の意思が全く考慮されていないことに反発を食らう。(当たり前過ぎる)

■リキ(石橋静河)
無事出産を終え、残りの500万円をもらって消えたいと思っている。しかし次回(最終回)の予告編を見ると、双子の赤ちゃんを愛でているシーンが出てくるので、意外と母性が芽生えて子供と離れがたくなるのではないか?ひょっとして1年間の養育係を受諾するのかも知れない。

■千味子(黒木瞳)
双子を基と千味子の二人で育てていくのは無理だから、リキに1年間だけ手伝ってもらうよう基に進言。人を人とも思わない、道具としてしか見ていない選民意識が見て取れる。
悠子が予定通り、基と復縁した場合、その役割はすべて悠子に押し付けるつもりだったのかと考えると、恐ろしい。悠子だってフリーランスとは言え、仕事を持っているというのに。(しかも人気イラストレーターだから、時期のよっては基よりも忙しい)

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皆さんの主張がどれもこれも自分勝手過ぎて辟易してくる中、りりこ宅の家政婦・杉本(竹内郁子)とりりこの叔父・タカシ(いとうせいこう)の存在だけが今のところ救いか。

で、DNA検査はどうするんだろうね?

↓最終回、一体どうなってしまうのか。

↓全くもって同意