テレビ雑缶

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NHK朝ドラ「虎に翼」ついに視聴者置き去り回が!どうした寅子!第14週の感想

毎週毎週、さまざまなことが起こる朝ドラですが、最近はちょっと停滞気味ではないかと感じることもあり…。やはり優三や家族との別れ以上の出来事というのは、そうそう無いのは世の中の常。それでも朝ドラというのは主人公の成長をあたたかく見守るのが作法と思い、見てきましたが。

ついに「わけがわからん回」がやって来てしまいました。
寅子の恩師である穂高(小林薫)の退官式に出席した寅子(伊藤沙莉)が、穂高の言葉にブチ切れて花束贈呈役を拒否、会場を出て行ってしまうというシーン。

えっ?!
なんでこんなに怒るんだっけ?
私、ひょっとして見逃した回があったりする?
はて…?



最初は自分の理解力が不足しているのだと思ったのです。しかし、SNSを見てみると、やはり「???」という意見がたくさん見られ、同じように違和感を持った人たちが多かったよう。

この場面は、いくつかの回想シーンを挟み込めば、寅子の怒りも少しは理解できるものになったのではないかと思うのですが、なぜ「突発的に激怒した」ように描いてしまったのでしょう。15分では尺が足りなかったのでしょうか。とにかく、このドラマを見続けてきて、こんな感想を持ったのは初めてで、ここまで楽しく視聴してきたゆえに、この回が残念でなりません。

ただ翌日には、わりとあっさり穂高と和解するのですが。

穂高自身が立ち上げた法学の女子部出身で、数少ない法曹界の女性である寅子のことは、折にふれ気にかけてきたことと思います。時にその思いやりがズレた方向に表現され、寅子の人生を狂わせたことも無かったとは言えません。しかし、退官式での寅子のあの激怒は、積年の思いが爆発したようにも見えるので、そこの鬱憤というか感情の積み重ねがもうちょっと描けていたら…と思ってしまうのです。

結局、穂高は亡くなってしまい、物語的には最後に仲直りできてよかったね、の流れではありますが、あの回の寅子の行動には未だ釈然としないものを感じています。

そして、次週はいよいよ猪爪家にトラブルが発生か?!
時折見せていた優未の寂しそうな表情が、ついに何かの事件に…?!
またもハラハラドキドキの1週間になりそうですね。

↓これを読んでもまだ理解できず…

ちなみに、途中から登場した星航一(岡田将生)は寅子の人生に大きく絡んでくるのか、はたまたチョイ役で終わるのかも気になるところ。