テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

Tverで配信中のドラマ「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」第1話~第3話を視聴

Tverで時々配信されている古いドラマにハマりがちな令和6年です。
黒木瞳、高橋克典、斉藤由貴、三上博史が主演のテレビ朝日「木曜ドラマ」、「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」を見ています。この記事を書いた時点で、3話まで配信中。

30年ぶりの再会をきっかけにはじまった、オトナの恋…。“同窓会恋愛”におちた、45歳の男女の純愛とリアルな本音を鋭く描く、ラブ・サスペンス!ヒットメーカー・井上由美子の完全オリジナル脚本に、黒木瞳・高橋克典・斉藤由貴・三上博史の豪華キャストが集結…!

▼配信スケジュール
第1話…5/6(月)23:59まで
第2~3話…4/23(火)25:20~5/6(月)23:59
第4~6話…4/30(火)~ 5/13(月)23:59
第7~9話(最終話)…5/7(火)~ 5/20(月)23:59

ちょうどテレビから離れていた頃の放送だったので、このドラマは知らなかったのですが、当時の旬な人たちと思われる黒木瞳、高橋克典、斉藤由貴、三上博史らが主演する豪華キャストのドラマです。

しかし、2010年のドラマなのに、先日Tverで見た「素顔のままで」(1992年・フジテレビ)よりも古く感じるのはなぜでしょうね。すごーーーく古いものより、中途半端に古いものの方が、より古く感じる何かがあるのかも知れません。

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3話まで見た感想やメモなど

  • 朋美役の黒木瞳が若々しい。一応貞淑な妻ではあるのだが、同窓会で再会した杉山(高橋克典)と燃え上がる数秒前。リアクションがわざとらしいのは役作りなのか、それとも当時のトレンドな演技なのか。
  • 西川陽子(斉藤由貴)の髪型、メイク、ファッションがとにかくヘン!!超絶ヘン!!当時の最先端だったのかも知れませんが、ちょっと髪型・メイクに気を取られて中身が入ってこないことも。「古い」だけでは片づけられないおかしさが漂っています。
  • 人妻(黒木瞳)と恋に落ちそうな役・高橋克典がハマり役過ぎる。杉山役はピッタリだなあ。
  • 三上博史、懐かしい。トレンディドラマには欠かせない人だった気がするけれど、近年全然見ないよね。
  • 陽子の夫の愛人役が野波麻帆。既視感があるなあと思ったら、先日まで見ていた「家政婦のミタ」でも愛人役でしたね。

不倫にオープンな考えを持つ陽子と、不倫はダメと思いつつ同級生にひかれてしまう朋美が対照的なキャラクターとして書かれていて、それぞれどうなって行くのか気になるところではありますが、個人的にはサスペンス要素の方が興味をそそられるんですよね。

省庁の官僚である和彦(尾美としのり)と真理子(宮地雅子)が同窓会をきっかけに盛り上がり、駆け落ち状態になるのですが、そこに政治なんかも絡んできて、何か見えない力が働きそうな雰囲気があるので。二人の同窓生である杉山は刑事だし、真一(三上博史)は雑誌の記者で、駆け落ちした二人と利害が対立しそう。

ちなみに尾美としのりは、あまり変わっていない気がするのが実はスゴイと思ったり。髪型が今とほぼ同じだからなのかな。

4話が間もなく配信なので、正座して待ちたいと思います!

 

Tverでドラマ「家政婦のミタ(2011年)」(松嶋菜々子主演)にドはまりし、一気見!斜め上の展開に毎度釘付けに

Tverで「家政婦のミタ」の6~最終話(11話、10.5話含む)が無料放送だったので、一気に見ました。

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家族の再生、人間再生の物語ではあるのですが、ホラー要素やサスペンス要素が存分に含まれていて、正直「次に何が起こるかわからない」という状態で。とにかく引き込まれてしまいました。(途中でやめることが難しかった…!)

母親が自殺し、きょうだい4人と残された父親。しかも父親は子供たちを捨て、不倫相手と一緒になろうとしていたという救いようのない状況。そこから、なんとか再生の道を見出し、力を合わせてやっていくことになる、その一助を担ったのが家政婦の三田さんで。

あんなに不愛想でロボットのような返答しかしない家政婦の三田灯(みたあかり)ですが、さまざまな出来事を通して、きょうだい4人は、彼女のことが大好きになるんですよね。しかし、過去の出来事がもとで、自分は幸せになってはいけない人間であると、固く決めた三田灯。段々、自分もその家族のことが好きになってしまい、葛藤するという、どちらの心の変化の過程も不自然なく、描かれていました。

ルービックキューブやゲームにも強く、難しい数学も解け、バスケも強い。誰かにアクシデントがあっても、即座にバッグから解決グッズが登場する。
(ドラえもんの四次元ポケットなのかな?と思うほどw)

雇い主から殺せと言われれば、殺人にも手をそめようとする。家に火をつけようとしたり、自分に灯油をぶっかけたり、はたまた雇い主の会社に行って、中傷するビラをまいたり。業務命令には、とことん従うという。たとえ、それが犯罪であっても。

前半は、家政婦の三田の不気味さが存分に描かれ、後半は少しずつ感情を取り戻す彼女の人生に触れ、8話あたりからは涙、涙。そして最終回では号泣。高視聴率を獲得したのも納得です。次の展開が読めなさ過ぎますもんね。ハラハラドキドキ。

そして、三田灯のキャラをぶらさずに完走した脚本、演出はお見事でしたね。先日、「さよならマエストロ」で芦田愛菜扮する響が、いきなりキャラ変するご都合主義を見たばかりだったので、あのロボットのようなキャラを貫き通したキャラ作りもすごいし、やりきった松嶋菜々子にはスタンディングオベーションです。

子役の皆さんの熱演にもくぎ付けに。きょうだい4人が、物語をけん引する場面が多く、特にきぃ役の本田望結は天才過ぎて、ずっと見ていたいぐらいでした。

脚本はヒットメーカー遊川和彦氏、そして、チーフプロデューサーの田中芳樹氏は、火曜サスペンスを担当していたんですね。どうりで、ミステリー&サスペンス要素の強いドラマだなぁと。経歴を見て妙に納得。

ちなみに、Wikipediaによれば「遊川は役者に無理難題を課す脚本を書くんですが、それが魅力でもある」(若村麻由美)のコメントがあるので、三田灯の役作りも他大変だった可能性がありますね。

そうそう、ちゃんと視聴者へのアンサーがあるのもよかった!

  • いつどんな時でもダウンを着ている三田さんに「夏でもダウンを着るのか?」と尋ねる父(長谷川博己)
  • なんでも出てくる三田灯のバッグを、三田さんが見ていない時に、子供たちみんなで無理やりこじ開けようとしたり

今はこういうドラマは作れないのだろうなあという気がしています。いじめ、暴力、暴言、火事など、結構衝撃的なシーンが何度か出てきますもんね。

ドラマを見てから原作マンガを読んでみた「シジュウカラ」は、原作・ドラマどちらもいい!

放送からかなり時間がたっていますが、以前見ていたテレ東のドラマ「シジュウカラ」のマンガ版(原作)を読んでいます。

原作vsドラマ(映像化)は、どうしても論議を呼びやすいテーマではあるのですが、あえて逆のルートを取ってみた時に、どんな感想を持ったかここに記録しておきたいと思います。

主人公は売れない漫画家・綿貫忍。自作は中々日の目を見ず、家庭では結婚15年目の夫と中学生の息子がいて幸せな家庭のはずなのに、どこか満足できない日々を送っていた。しかし、10年以上前に描いて人気薄だった自作が、電子書籍で大ヒット!それを受け、新作を描くことを勧められた忍は、不安を抱きつつも挑戦する。 
https://tver.jp/series/srktlx49kr

「シジュウカラ」の原作版を読んでみた感想

ドラマでは、「モラハラ夫、ザマァァァァ!」と溜飲を下げる場面が終盤に出てきます。そういう気持ちを煽るように忍の元夫・洋平のセリフや行動のはしばしに、視聴者を不愉快にさせるモラハラ言動がうまい具合に仕込まれていました。

マンガでも、確かにモラハラ場面はあるのですが、ドラマでは宮崎斗夢さんの演技がハマり過ぎていたのか、映像の方がよりモラハラ度が高いと感じました。

さらに、ドラマの中で離婚後に、洋平が水商売の女性に騙されるあたりの描写もよかったです。まさに天国から地獄。(ここが、大きなザマァポイント)

マンガでは別々のエピソードして書かれていたものが、ドラマではミックスされて一つのエピソードになっているんだなあと改めてわかったり。ドラマは回数も尺も決まっているから、そうせざるを得なかったのでしょうが、視聴者にとっては特に違和感はありませんでした。

主婦の傍らで漫画家をやる忍が、押しも押されぬ人気コミック作家になっていく落差も、ドラマの方がより華やかに描かれていて、自立して行く様子、夫との立場が逆転する様子にスカッとしたものです。

華やかと感じるのは、忍の役が山口紗弥加だったからかな。ここは原作のイメージと大きく違う一番のポイントかも。原作での忍は、普通っぽい女性で容姿やファッションに華やかさはないのですが、ドラマでは人気作家になるにつれ、ファッションやメイクも華やかになっていきました。(山口紗弥加の色気全開も素敵でした)

なお、チアキ(板垣李光人)役は、漫画を先に見ていたら「ちょっと違うなあ」と思ったかも知れませんが、ドラマを先に見ていたのでこちらも特に違和感はありませんでしたね。

あと岡野(忍の不倫相手で学生時代の元カレ)はいいやつ。ドラマよりもマンガの方がいいやつでした(笑)。

ドラマを見てから原作を読む方が受け入れやすいかも

原作とドラマの見る順番が違うだけで、こんなに感じ方が違うんだなあと新鮮な発見がありました。どうしても原作は、心の中でイメージを膨らませながら読んでしまいます。なので、「ミステリと言う勿れ」のように原作蹂躙と思える作品については不快感しかなく、ドラマに入り込めないことが多くなってしまうのかなあと。そういうのを感じずに、マンガはマンガ、ドラマはドラマと切り離して楽しめたら良いのでしょうが。

ドラマには描かれなかったことしては、みひろの家庭(実は姉も妹もいた)、洋平のその後(息子に迷惑をかけるほどの落ちぶれっぷり)、忍と千秋(手離しで結ばれた訳ではないなあ)など、ドラマの続きとして、皆さんのその後の人生を知ることができたのは良かったかなと。これに関しては、ドラマもマンガもどちらも楽しめるおススメのコンテンツです。

ハラハラドキドキ、キュンキュンしながら見る深夜のドラマは最高ですね。

ドラマ「素顔のままで」(安田成美、中森明菜主演)の8-9話をTverで視聴!懐かしいアイテムが盛りだくさん

超懐かしいドラマ「素顔のままで」(1992年・フジテレビ・月9)がTverで無料視聴できるというので、8-9話を見ました。

  • 北川悦吏子、脚本
  • 主題歌は米米CLUB「君がいるだけで」

性格も育ちも正反対な優美子とカンナが、ひょんなことから同居生活を始め、お互いに新しい自分を発見していく。女同士の友情を描いたストーリー。 

まずは、ざっと主要キャストへの感想を。

  • 安田成美 美しい
  • 中森明菜 貴重な女優映像
  • 東幹久 最近見なくなった
  • 的場浩司 いいやつすぎる
  • 児玉宏 優美子の父で上品なお父様

Tverで発見した時は夢かと思いましたが、昔大大大大好きだったドラマでした。お嬢様育ちの優美子(安田成美)とちょっとヤンキーでプロダンサーを目指すカンナ(中森明菜)が、友情を育んだり、一人の男性を巡って仲たがいしたり、それぞれが夢を追いかけたり。文字にすると、よくあるドラマの設定だな~とは思うのですが、旬の役者が出ていたし、今よりもだいぶ若かった自分の心にはビンビン響くストーリーでした。

このドラマを見て図書館司書に憧れたんですよね。(そういえば、図書館司書の資格を持っていたことを今頃思い出しました。)そして、女同士の友情が決裂する原因になったかずや(東幹久)の優柔不断さに、イラっとしたことも思い出し…いろいろこじれた原因はこやつであったなあと。

・・・

スマホも携帯もインターネットすらない時代。それでもちゃんとコミュニケーションが成り立っていて、待ち合わせもできて、でもやっぱりたまにすれ違ったりもする。そんな時代です。

固定電話、カセットテープ、メッセージの書き置き、扉に貼られた手紙…

すべてのコミュニケーションがアナログでした。
看護師さんの制服も、なんだか懐かしい。白衣のワンピースにナーフキャップ…昨今、こんな看護師さんをお見かけする機会も少なくなりましたよね。

劇伴と沈黙と

そして、劇伴がめちゃめちゃいい。
音楽に泣かされると言っても過言ではありません。

まず、オープンニングの「たとえば~ 君がいるだ~けで~♪」と流れて来ただけで、もう胸がつまりそうになるし、ドラマのあちこちで挿入されるBGMもいい。

もう一つがよい沈黙。

特に9話でセリフのないシーンが長く続くのですが、それがすごくよくて。最近のドラマはセリフが多いのか、展開がせっかちなのか、そう言うドラマばかり見ているからか不明ですが、ガチャガチャしている印象だったのですが、映像だけのシーンで、心の移り変わりや葛藤がちゃんと描けてて、そこもすごくいいなあと思いました。

当時、大好きだったシーンは時を経てもやっぱり好きで、同じところで号泣してしまい、ある程度セリフまで覚えていた自分の記憶力が思ったほど衰えていないことに驚きました。

  • 1991年 東京ラブストーリー
  • 1992年 素顔のままで

たった1年しか違わないのに、東京ラブストーリーの方がすごく古く感じるのは、前者の方が当時の時代を象徴するアイテムや仕草が多かったからでしょうか。何度も登場する固定電話、くわえ煙草、缶のドリンク、カチューシャ、古い型の車に家電…よかったら、コチラ↓のページも見てみてください。

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NHK朝ドラ「虎に翼」途中から見ることに。2年ぶり人生2度目の朝ドラチャレンジ

ある日、たまたま目にしたNHKの朝ドラ「虎に翼」。

日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

実在の人物がモデルになっているとのこと。

出演する役者陣を見ると、伊藤沙莉、小林薫、岡部たかし、石田ゆり子、仲野太賀、松山ケンイチ、平岩紙、森田望智、筒井真理子、塚地武雅………

↑ このキャストで面白くないわけがないですよね。
好きな役者さんがたくさん出ているではないですか!

そして、脚本家の吉田恵里香さん。Wikipediaによれば、尊敬している脚本家に岡田惠和、坂元裕二、渡辺あやを挙げており、これはもう私の好きな路線で間違いないと思いました。

レトロで荘厳な建物と、女学生の皆さんの袴・着物姿もすごくいい。とにかく眼福!

途切れ途切れにはなりそうですが、しばらく視聴しようと思います!(オンデマンドで)

ちなみに朝ドラを連続で見るのは2作目

実はNHKの朝ドラを連続で見るのは2回目になります。初めて見たのは、あの悪評高き「ちむどんどん」。あの時はネットで話題になっていて、どちらかというと「怖いもの見たさ」でハマったのですが、今回は純粋に「見たいから見る」です。

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私の好きな職業要素も入っているし、昭和初期の頃の法律の理不尽さ、男尊女卑のひどさなど、今と権利構造が全く異なる中で、なりたい職業を目指す女性たちの物語、とても楽しみです。

 

ドラマ「不適切にもほどがある」最終回の感想 ~回収しきれなかった伏線は続編へ?~

すっかり時間が経ってしまいましたが、「不適切にもほどがある」最終回の感想などをアップしておきたいと思います。

・・・

最終回、タイムトラベラーな方たちはそれぞれの時代に戻り、異なる時代で得た知見を現実の中に生かしていく生活に戻りました。

熱血野球部顧問だった小川市郎がちょっとマイルドな教師になったり、社会学者で昭和へタイムスリップしていたサカエも、柔らかい感じになって今度は市郎が担当していたカウンセラーの仕事をするようになったり、各者、それぞれの持ち場に戻っていきました。

相変わらず、いろんなところに小ネタがちりばめられているのが面白かったり、全編通して昭和と令和の時代対比という斬新な設定は、とても楽しめました。(特に昭和時代をリアルで知っている者としては)

結局、阪神淡路大震災で亡くなるという現実をどう受け止めていくのかについては、さらっと描かれてはいたものの、特に何か画期的な解説策はなく…ここの取り扱いは難しいですよね。今回の構成では、ブラッシュアップライフのようなトリッキーな展開にはできないですし。あのぐらいの表現しかできないのかなあと。

一つだけ頭が混乱してしまった件を。
昭和の世で、キヨシと同級生だった不登校のツヨシくん。令和で再会した時に、年齢が違い過ぎるところに驚き。キヨシが昭和になじみ過ぎていて、タイムトラベラーだったことをすっかり失念していました。ツヨシくんは昭和生まれ、キヨシは令和の頃に中学生なことを考えると、あの年齢差で正しいのですが、しばらく「???」状態でした。
※ただの個人的な混乱です。

ツヨシくんは、後のちどこかでキヨシと繋がるのでは?と思っていましたが、オンラインゲームの社長になっていて、稼ぎは60億!外車を乗り回すような出世を果たしていたとは…!

人と人との繋がりや家族の絆など、笑ったりホロっとしたりしながら、味わいました。面白かったな。ただ、賛否両論あったミュージカル要素については、いらなかったと思う。

余談ですが、Yahooニュースに、いいコメントがあったので引用したいと思います。私の感想は、だいたいここに集約されていました。

錦戸亮→古田新太。磯村勇斗→彦麻呂。この変化には驚きつつも時が経てば人間なんてって変わるよなと思わされたがツヨシ君→成田昭次は何かそのまま変わらず大人になったなって印象だった。勿論人生の面では大きく変わっただろうけどね。60億稼ぐ社長になっちゃってて(笑)。
でも良いドラマでした。阿部サダヲさんがとにかく上手い。喜怒哀楽の全てが視ている側に伝わってくる。純子ちゃんを想う気持ちなんて本当の父親の顔だもん。素晴らしい座長だね。俺も数人の部下を持つ会社員の一人として色々勉強させてもらいました。ただのホームコメディドラマじゃないよね。改めて人と人との繋がり、親子の絆など人生にとっての永遠のテーマを上手く硬軟織り交ぜて表現して頂いた気分です。願わくば続編希望だけどまあそれは個人的に密かに期待してます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a946ec7bfa84b1d8c5a24a52ea2cdcee476543a/comments

ドラマ「不適切にもほどがある」第9話の感想 ~ひょっとして未来は変えられる?~

相変わらずテンポよく話は進んでいますが、かなりとっ散らかってきています。次回が最終回とは思えないなのですが、その辺はクドカンマジックというか秘策があったりするのでしょうか?納まらなくてミュージカル調でけむに巻くような演出は勘弁して欲しい。

15分拡大版なので、大丈夫だと思いたいのですが…!

最終回に向けておさらい

  • 市郎(阿部サダヲ)・・・昭和から来て令和に滞在中
  • 渚(仲里依紗)・・・令和人(昭和は未体験)
  • サカエ(吉田羊)・・・令和から来て昭和に滞在中、一度令和へ戻る
  • キヨシ(サカエの息子、坂本愛登)・・・令和から昭和に来て一度も戻らず
  • 純子(市郎の娘、河合優実)・・・基本は昭和時代、一度令和を体験

主要人物の時代については、現在このようになっているハズ。(第9回で、なぜかサカエが奇麗になって令和に戻ってきたのですが、あれは何だったんだろう。)

この中で、まだ時代を行き来していないのが渚だけ。9話のラストで、市郎と一緒に昭和に行くことになったところで"続く"。タイムマシーンも、スポンサーが下りてしまい、あと一往復しかできません。

市郎と純子が令和にいれば、阪神淡路大震災の難は逃れられる。でも、そうすると渚は生まれていないことになってしまい、それはそれでどうなってしまうのか?!と。

タイムパラドックスドラマっていろんなパターンがあるけれど、複数の登場人物が行き来するパターンって珍しいですよね。しかも、ちょっとした観光感覚でタイムマシーンを使った回もあったし。(純子の回やムッチ先輩の回)

やはり運命を受け入れて生きていくのか。未来を変える道を選ぶのか?!

そして本当にあと1回で本当に終わるのか!?

それにしても渚がパワハラで、委員会に呼び出しを食らい、1か月謹慎になった話は理不尽でしたね。ドラマだから大げさに描写はしているんだろうけど、結局「言ったもん勝ち」なんだよなあと。

もちろん真のパワハラであれば、しかるべき処分を受けるべきですが、この辺も令和特有の世の窮屈さや煩わしさですよね。だからと言って、昭和の時代がすべてよかったかと言うと、そんなことはないんですけどね。

もう一つ、恋愛の多様性に関する描写もありました。あの辺も令和ならではの設定ですね。

↓次回の予習をしよう

 

Tverでドラマ「家政婦のミタ」(日テレ・2011年)を見ています

Tverでやっている「家政婦のミタ」にハマっています。「ミタゾノ」の方は、近年ちょくちょく見ていましたが、「家政婦のミタ」は私にとってテレビ空白時代(テレビをほとんど見ていなかった時期)のドラマだったので、話題になっていることは認識していたものの、全く見ていませんでした。

平均視聴率40%

のお化け番組だったことを覚えている方も多いのでは?

【あらすじ】
彼女にうかつなことを頼んではいけません!この物語の主人公は“家政婦”「三田灯(みたあかり)」料理・洗濯・掃除といった家事を完璧にこなすのですが…彼女には―――感情がありません。“笑わない”“こびない”その立ち振る舞いはまるでロボット!?ある事情で心に深い悲しみを抱き、生きている実感を持っていません。何を食べても味がせず、暑さも寒さも感じない。ドラマ史上、最も感情のない人間です。そして、頼まれた仕事は“何でも”やってしまいます。「人を殺して」と言われたら…。派遣先は、母を事故でなくしたばかりの4人の兄弟と父が暮らす5人家族。彼らは母(妻)を失った悲しみを背負いつつ、秘めた問題(悩み)を抱えています。物語では、家政婦・三田の一見常識はずれな行動によって、家族はそれぞれが抱える問題に立ち向かっていくことになるのです。
Tverのサイトより

今では考えられない視聴率ですよね。このドラマが放送されたころはスマホもありません。テレビの競合になるデバイスが今よりもはるかに少なかった時代です。劇中での連絡手段はもっぱら携帯電話。いわゆるガラケーですね。懐かしい。

  • 今よりだいぶ若い長谷川博己のダメ父っぷりが心底不甲斐ない。イケメン役が多いイメージでしたが、ダメンズを演じることもあったんですね。
  • まだ声変わりが完了していない中川大志!幼い!そして声が!若い!
  • 4人きょうだいの末っ子を演じる本田望結の幼稚園児役がすごい!この子は天才か?!
  • 忽那汐里が女子高生役!最近は全然見なくなっちゃったけど、今どうしてるんだっけ…?
  • 家政婦のミタを演じる松嶋菜々子と、4人きょうだいの叔母役である相武紗季は、なぜかあまり変わらない印象

などなど、役者さんたちも(一部を除き)みんな若かったり、幼かったりと新鮮です。

「不適切にもほどがある!」ではないですが、結構壮絶ないじめのシーンがあったり、たばこを吸うシーンが何度も出てきたり、コンプラ的に今は放送できないのでは?と思われる場面がいくつも。この時代だったから作れたドラマなのでしょうね。

今、5話の途中まで見終わったところですが、何となくミステリーというかサスペンス要素も感じます。物語の軸になっている「母親の自殺」も裏に何かありそうな気が。

・・・

ちなみに、Tverではこれ以外にも日テレ系だと50本ぐらい、過去のドラマが視聴できるようです。期間限定なので、気になる人は急げ!
「家政婦のミタ」は、現時点で1~6話まで無料配信中、7~11話は3/27日から配信になるようです。

tver.jp

個人的には、「素顔のままで」(フジ、安田成美と中森明菜が主演)も見たかったのですが、Tverでは半分まで。残りの半分はFODの正会員にならないとダメそう。(残念)