テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

TBSテレビ 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』最終回 感想 ~最終回らしい最後だった~

「さよならマエストロ」が最終回を迎えました。途中、不満をタラタラと漏らしながらも最後まで見た自分を褒めたい。

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タイトルの「さよなら」が誰に対してなのか?がずっと気になっていましたが、案の定、晴見フィルや家族でしたね。それでも、今生の別れではないので、「また会おう」と前向きなさよならだったわけですが。

「家族の再生」がこのドラマのテーマだっただけに、俊平(西島秀俊)と志帆(石田ゆり子)が離婚することを選択したのは、ちょっと意外でした。それでも、夫婦の決定を、二人そろって家族に告げたところはよかったと思う。

家族がバラバラになるのは寂しいけれど、夏目家の場合、それぞれが前向きに自分の人生を選択していく主旨での別れなので、ある意味清々しさを感じました。

それでも、家族のつながりを大事に思っていた弟の海がどういう反応をするかドキドキしたのですが、前向きにとらえる発言があって安堵しました。(とはいえ、海にとって決して愉快な選択ではないと思うけれど)

ただ、せっかく書いた離婚届に、俊平がお茶をこぼしてしまい書き直す羽目になったのですが、書き直しのシーンもなければ役所に届けた場面もないので、この辺は視聴者の想像にゆだねるといったところでしょうか。

突っ込みどころはいろいろありましたが、それでも最終回らしい最終回で、しっかり物語をまとめ上げて来たなあと言うのが感想です。

【最終回の突っ込みどころ】

  • 晴見フィルが仙台のフェスのリハをボイコットして、別の場所で演奏したが、そんなに簡単にオケの演奏場所って見つからないと思うんだけど…。
  • 俊平(西島秀俊)の指揮がやっぱり残念。どれだけ練習しても、あれが限界か。特に晴見フィルとの最後の演奏は、指揮者の見せ場でもあるのに、引いたアングルがほとんどなく、バストアップばかりだったのは、指揮がまずいせいではないだろうか?と邪推。
  • 響(芦田愛菜)がまるで別人。人ってあそこまで変わる?
  • 響がいきなりのコンマス宣言、いいんかそれで?!?!?!

などなど、無粋な感想、失礼いたしました。次クールの日曜劇場も気になりますね。事件や裁判の話は結構好きなので。