テレビ雑缶

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【エルピス 第8話】まさかの武田信玄に救われる!権力に飲み込まれていく恵那と解雇された岸本と

※ネタバレありまくり

エルピス第8話は、ほぼ事件の真犯人を突き止めた状態になりました。最近殺害された女子高生の友人の証言、過去に冤罪事件の捜査に関わった刑事が持っていたデータ、被害者の遺品から採取したDNAで鑑定したところ、犯人と思われるものと一致。

恵那が動けなくなってしまった分、岸本が孤軍奮闘。ここまでほぼ一人で真相にたどり着くその行動力には感服してしまいます。

しかし、いよいよ報道という段階で、暗雲が立ち込めます。自局で恵那が担当する番組では取り扱えないという。あまりに反響が大きくなるから、スクープでは扱えない。ただし後追いという形であればできると。結局、恵那から村井(岡部たかし)へ連絡、週刊誌で扱ってもらうことになりました。

ところが。
最終校の入稿が終わり、間もなく発売という段階で、恵那が担当するニュース8で突然この事件を取り扱ったのです。しかも真犯人云々という切り口ではなく、殺された女子高生がデリヘル嬢だったと報道。一転、この事件がスキャンダラスな方向で扱われることになり、被害者家族の会見は中止、予定していた何もかもがとん挫。

おまけに岸本は、冤罪事件の捜査に関わった刑事を脅したとして解雇になってしまいます。八方ふさがりの状態でドラマは終了。

しんどい。
ここまでしんどい展開だったとは、先週の自分は予想していませんでした。

事件の真相に踏み込もうとする岸本にここまで圧力がかかるとは。そしてニュース8に返り咲いた恵那も結局は権力に飲み込まれてしまうわけです。岸本が恵那のポスターを見ながら「信じてたからやってこれたのに…」と泣くシーンでは胸が締め付けられる思いでした。今後、よりよい展開になる希望は持っててよいのでしょうか…。

とここまで感想を綴ってきましたが

 

 

武田信玄

 

 

がすべてをさらって行ったことを最後に記しておきたいと思います。

 

■岸本経理部→解雇(眞栄田郷敦)

ここ最近は主人公であります。物語が岸本目線で進行。

事件が真相に近づくたびに立場が危うくなり、ついに解雇に。その頑張りがあまりに報われず、見ている側も辛くなってしまいます。ついに恵那にも裏切られる形になってしまい今後が心配です。もちろん、このまま終わるとは思ってはいませんが。

■浅川恵那(長澤まさみ)

岸本が中心になって調べ上げた冤罪事件を、自分のニュース番組では扱えないと言っていたものの、被害者遺族にとって最悪の形で報道することになります。

結果、岸本を裏切ったことになってしまったが、このまま終わるとは思えません。報道という立場と関わる人たちへの重責があるとは言え、何かあるはず。

↓次回の予告