テレビ雑缶

テレビやドラマ、マンガなどの感想などをつづります。

黒島結菜には紅白の司会は務まらなかっただろうな

2022年紅白歌合戦が無事終わりました。司会に橋本環奈の大抜擢があり、どうなることかと思っていましたが、始まってみれば落ち着いているし、機転はきくし、踊れるし、コミカルなやり取りもできるではありませんか。心配する必要など全くなかったんですね。もうずっと橋本環奈でもいいぐらい。NHKの華やぎ担当・桑子アナもかすんでしまうほどの存在感に、改めて橋本環奈のすごみを思い知ったところです。

黒島結菜はなぜ司会に選ばれなかったのか

いろんな意味で話題をさらったNHK朝ドラ「ちむどんどん」。よくも悪くもこれだけ話題になったのだから、司会に黒島結菜という話もあってよかったのではないかと思うのですが、そんな話は全くなし。審査員にすら入っていないという状況でした。ちむどんどんではたびたび炎上し、世間がよいイメージを持っていないからではないかという意見もありました。が、個人的には仮にそのようなオファーがあったとしても事務所側で断った可能性があるのではないかと考えています。

 

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ちむどんどんの主題歌「燦燦」を歌った三浦大知が出演した際には、関係者としてようやっとステージに登場した黒島結菜。簡単なコメントを言うだけなのに、相当緊張してガチガチになっているのが伝わってきました。ドラマも多くの関係者の前で演じるものではありますが、あらかじめセリフや大枠の動きは決まっています。一方、紅白のような生放送でも台本はあるのでしょうが、始まってみれば何が起こるかわかりません。ましてや数千人の観客の前。視聴率も朝ドラより高いし、あとから修正も効かないとなれば、当然緊張はするでしょう。

司会ともなれば、それらのプレッシャーをはねのけて、しっかりとかつ臨機応変に進行していかなければならず、それを黒島結菜に背負わせるのは酷なことではないでしょうか。(恐らくアドリブがあまり得意ではないと思われる)

黒島結菜をディスるつもりはないのですが、やはり世の中「適材適所」。今回の紅白は橋本環奈で本当によかったと思います。

NHK紅白歌合戦で女優が司会を担当した例

以前はNHKのアナウンサーや和田アキ子、黒柳徹子などが担当していた紅組の司会ですが、2008年頃からは朝ドラや大河ドラマの女優が選ばれています。

  • 2008年(59回)、2009年(60回) 仲間由紀恵
  • 2010年(61回) 松下奈緒
  • 2011年(62回) 井上真央
  • 2012年(63回) 堀北真希
  • 2013年(64回) 綾瀬はるか
  • 2014年(65回) 吉高由里子
  • 2015年(66回) 綾瀬はるか
  • 2016年(67回)、2017年(68回) 有村架純
  • 2018年(69回) 広瀬すず
  • 2019年(70回) 綾瀬はるか
  • 2020年(71回) 三階堂ふみ
  • 2021年(72回) 川口春奈
  • 2022年(73回) 橋本環奈

※2021、2022年は紅組司会、白組司会という枠組みではなくなっている模様(担当者全員が司会)

改めて一覧にしてみると紅白歌合戦の紅組司会はNHKへの貢献度が高い女優が選ばれているのがわかりますね。綾瀬はるかのようにグダグダになってしまった例もありますが、それでも複数回担当しているのはその人気と人柄ゆえでしょうか。ちなみに白組司会は、2010年以降は櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀、嵐など、なぜかずっとジャニーズの主要メンバーが担当しています。

話を戻しましょう。

橋本環奈はNHKへの貢献度がそれほど高くないですよね。しかし、これをきっかけに今後は朝ドラや大河ドラマへの進出も考えられるます。ぜひとも、今までに演じたことのない役柄にも挑戦して欲しいですね。特に若年層に人気のある女優なので、今後の活躍がますます楽しみです。