テレビ雑缶

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【NHK大奥 第5話 感想】家光×有功編 涙の完結!

今季のドラマで見る予定ではなかったものの一つがNHK「大奥」。その後、毎度見ております!先日、第5話で「家光×有功編」編が完結し、物語は新しい章へ突入しました。

これまでの堀田真由像を覆す家光役

お互い好きなのに有功(福士蒼汰)との間に子を為せず、側室をとることになった家光(堀田真由)。その後、2人の側室からそれぞれ子は生まれる。しかし互いの心は思い合っている家光と有功。とは言え、家光の「心」は独占することはできても「身」を独占することができず、苦しくなってしまう有功。ついには夜の帳で職を辞したいと申し出ます。

結局、有功は大奥総取締役として残るのですが、家光は27歳でなくなってしまいます。最後の最後にようやっと男女として抱き合う有功と千恵(家光)。

 

…ということで、涙、涙、また涙の家光×有功編ラストでした。
せつなかったですね。

新境地を開いた堀田真由さん、最後まで迫真の演技でした。そして、福士蒼汰さんも気持ちを押さえながら何とも言えない儚い表情を見せ、こちらも新たな一面を垣間見た気がしました。

家光は後継者に第一子を指名して亡くなるのですが、この辺はちゃんと史実も入っています。フィクションと史実が紡ぎ出す物語にすっかり魅せられましたね。火曜の夜が楽しみで仕方がない。

吉宗役の冨永愛がストーリーテラーを担っているのもいい。流れがわかりやすいし場面転換も自然です。

そして艶やかな綱吉編へ

第五回目は、前半が家光の完結編で、後半から綱吉編がスタートという変則構成。艶やかであでやかな仲里依紗の女将軍は、家光とはガラッと打って変わった雰囲気に。

側室候補として京から呼ばれた左衛門佐役、山本耕史の「こなれ感」よ。さすがに何度も大河ドラマに出ているだけあるなあ。腹黒い何かを抱えていそうなところとか、策を巡らせるところとか、私たちが期待する像を見事に演じています。

綱吉編も面白くなりそう!