テレビ雑缶

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ドラマ「あなたがしてくれなくても」最終回感想 ~ 22時32分に結論が出ていた最終回

ドラマ「あなたがしてくれなくても」が最終回を迎えました。(視聴者にとって)大荒れの結末でしたね。

【視聴者が予想していた(望んでいた)結末】
・みち(奈緒)と新名(岩田剛典)がカップルとなり、いずれ再婚、子供を持つ
・楓(田中みな実)は仕事に邁進し、地位を得る。いずれ、仕事に理解を持つステキなパートナーも見つかる。
・陽ちゃん(永山瑛太)も、それなりの人生を送る

こんな流れになるはずだったのですが、ふたを開けてみれば

・みちは「一人で生きていきたい」と新名を思いっきりふる
・結局、ラストで陽ちゃんと元サヤに

いやいやいやいやいや、そういう流れになるんだったら、新名夫妻は離婚しなくてもよかっただろうが。と、私も含め視聴者のもやもやがMAXに達するというラストでした。

・・・・・

楓は、ファッション誌の編集長にこそなれなかったものの、ママ雑誌の編集長としてやりがいを持ちながらバリバリ働いています。ある日、新名が住むマンションに荷物を取りに来た時に、「みちとは付き合っていない、戦友だ」と聞いて「何と戦っているの?!」と怒り出す始末。ここは、もうホント、楓に共感しかないですよね。視聴者の怒りを代弁してくれたのは、すべて楓であります。

そして22時32分。

陽一とみちが酔っ払って、陽一の部屋(元は二人で暮らしていた部屋)で影絵をしながら無邪気にたわむれるシーンがあって。

このシーンで、「ああ、二人は戻るのかなあ。みちはやっぱり陽一が好きなんだろうな」とわかってしまった訳です。でもでもでもでも、やはり新名と幸せになる未来を歩んで欲しかった。じゃなきゃ楓が浮かばれないではないか。最後の最後までかっこよかったのは楓だけだったという。

↓結局はここに集約されるのかも

そうそう、野間口さんの使い方があまりにも贅沢でしたね。あんなチョイ役で使っちゃってよかったのでしょうか。全くもう。

7回目から見たので、「ロス」になるほどの思い入れはないドラマなのですが、最終回後のSNSで「時間を返して」と書いている人がいたのが印象的でした。私も初回からじっくり見ていたら、きっと時間を返せ!と叫んでいたと思うから。

↓特別編って何だろうね。見た方がいいのかな?