テレビ雑缶

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日曜劇場「アンチヒーロー」7話あたりまでの感想 ~処理しきれないほどの複雑さ…!

法廷ものと言えば、「石子と羽男」や「イチケイのカラス」のように1事件ごとに解決していくものを見ることが圧倒的に多く、アンチヒーローがまさかここまで複雑な物語になろうとは、予想もしていませんでした。「ちょっと手の込んだ事件もの」ぐらいに思っていた自分を殴りたい。

『アンチヒーロー』は、2024年4月14日よりTBS系「日曜劇場」枠で放送中のテレビドラマ。主演は長谷川博己。 有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において、被疑者である証拠が完全に揃っていても無罪を獲得する弁護士の姿を描くオリジナル作品。

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すべては「12年前の事件」に繋がるという。
まだ全貌は明らかになっていないものの、12年前の事件にかかわった人物たちをじわじわと追い詰めていく明墨弁護士(長谷川博己)。

無気味な雰囲気を携えながら淡々と罠をしかけ、殺人犯を無罪にし、他の弁護士の案件を横取りし、時に依頼人である議員の悪事を暴き、善人ぶっている裁判官を弾劾裁判へ引きずり出す。ここまで、ほとんど感情を見せることなく動いていた明墨弁護士ですが、ここにきて感情を爆発させる場面が出てきます。

12年前の事件は、まだまだ謎に包まれたままでありますが、ここまでの一連の行動や出来事を見ていると、どれだけ根深く罪深かったのかと想像してしまいます。

さらに、明墨法律事務所にいるメンバーも味方かどうかもわからなくなって来ておりまして。紫ノ宮弁護士(堀田真由)の怪しげな行動や赤峰弁護士(北村匠海)が、初回~2回目で無罪になった緋山(実は明墨弁護士の協力者として影て動ている)につきつけた、殺人の証拠となる作業服。

おおおおおおおおおおおお。
もう全くわからんーーーーーーーーー!
毎回見ているはずなのにーーーーーー!

あまりの複雑さに、視聴者の皆さんがついてこれているか心配になったりするほど。私も一部、忘れてしまっている話があるので、1話からあらすじを見返しつつ、Tverに何本か上がっているダイジェスト版を見て、クライマックスに備えようと思います。今回はあえて考察せずに、純粋に物語の展開を楽むスタイルで行きます!

それにしても、不正に手を染めた裁判官の「女性が力を持つにはこうするしかなかった」というセリフが印象的でした。今、ちょうど見ている朝ドラ「虎に翼」とリンクするんですよね。どの業界でも昔よりは女性の進出がすすんではいるものの、まだまだ男性優位の世界は残っているのが現実で。
だからと言って、罪のない人間を故意に罪人にするのは絶対にやってはいけないことですが。

▼その他、ちょっと気になること

  • パラリーガル役の大島優子が何かの事件に関わっていることはあるか?たまに、意味深なリアクションをすることがあるので。
  • 以前から書いているように、同じくパラリーガルの青山が実は何かの黒幕説はないか?(これはただ単に個人的な想い)


登場する人物すべてが怪しくなってきた今、最高に疑心暗鬼になっております。期待をはるかに上回る複雑なストーリー…次の展開が楽しみですね。

↓1~4話までの感想

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↓「〇年前のできごと」を引っ張り過ぎて、視聴者をガッカリさせた日曜劇場(前クール)はこちら

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